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水素社会構築技術開発事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2014年度~2025年度、2022年度予算:103.6億円

本事業では、発電分野等における水素の利活用が抜本的に拡大し、2030年頃には世界に先駆け本格的な水素サプライチェーンを構築するとともに、エネルギー供給システムの柔軟性を確立し、エネルギーセキュリティの確保に貢献することを目的に、以下の技術開発を実施します。

研究開発項目I : 「水素エネルギーシステム技術開発」

水素を利用して、安定的なエネルギーを供給するための技術開発および当該技術の実証研究を行います。具体的には、再生可能エネルギー由来の電力による水素製造、輸送・貯蔵及び利用技術を組み合わせたエネルギーシステムの開発を行います。

研究開発項目II : 「大規模水素エネルギー利用技術開発」

  • (イ)未利用エネルギー由来水素サプライチェーン構築

    水素発電の導入及びその需要に対応するための安定的な供給システムの確立に向け、海外の未利用資源を活用した水素の製造、その貯蔵・輸送、更には国内における水素エネルギーの利用まで、一連のチェーンとして構築するための技術開発を行います。

  • (ロ)水素エネルギー利用システム開発

    水素のエネルギー利用を大幅に拡大するため、水素を燃料とするガスタービン等を用いた発電システムなど新たなエネルギーシステムの技術開発を行います。

研究開発項目III : 「地域水素利活用技術開発」

再生可能エネルギーから製造した水素、海外産水素や副生水素等を地域で利活用するモデルについて、将来の経済性や温室効果ガス削減効果等のポテンシャルを調査、技術開発を行うことで水素社会のモデルを構築する。

研究開発項目IV : 「総合調査研究」

  • (イ)水素製造・輸送・貯蔵・利用等に関する調査研究

    水素社会の実現に向け、水素需要の拡大や水素サプライチェーンの構築に関する調査を行う。具体的には、燃料電池バス、フォークリフトなど新たなアプリケーションも活用した水素の初期需要を誘発するための社会システムや、海外の副生水素・原油随伴ガス・褐炭等の未利用エネルギーを用いた水素製造・輸送・貯蔵技術に関する調査を行う。

  • (ロ)水素社会実現に向けた情報発信に関する調査研究

    水素エネルギーに対する需要者の認知向上や興味喚起、水素の安全性に対する正しい理解促進、当該分野に関わる研究者の拡大等を目的として、戦略的な情報発信を行い、認知度向上等の効果を実証する。具体的には、ターゲット層毎に効果的な手法及び内容による情報を発信し、各情報発信手法の効果を調査・分析するとともに、水素エネルギー全般に対する認知等の状況・動向を調査する。

基本情報

技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P14026
担当部署 スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 (TEL:044-520-5261)

詳細資料

最終更新日:2023年3月8日

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