宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(ベンチャー企業等による宇宙用部品・コンポーネント開発助成)
事業・プロジェクト概要
我が国の宇宙機器産業は国内官需が約9割を占めており、売上規模は欧米に比べて小さく、現在の我が国の宇宙産業の規模では、関連事業者は宇宙用部品・コンポーネントの開発・事業化に投資ができない、あるいは、生産設備を維持できないという状況にあり、産業規模が小さいことが国産の優れた宇宙用部品・コンポーネントが増えない根本的な要因になっています。また、我が国には性能が良く安価な部品が少ないため、人工衛星の部品・コンポーネントの約4割は海外に依存しており、特に基幹となる能動電子部品は約8割を海外依存しており、先行する海外企業に比べて必ずしも十分な国際競争力を有していません。
他方で、我が国は衛星製造からロケット製造・打上げサービスまで、フルセットで宇宙産業を抱えている世界的に見ても数少ない国であり、戦略的に部品・コンポーネント対策の強化をしていくことで、内需及び外需の獲得が見込めます。また、中小・ベンチャー企業等についても、その数は限定的なものの、エッジの効いた技術やユニークなビジネスモデルを背景に、宇宙ビジネスでの成功を目指す事業者が存在しています。
本事業では、潜在的技術を有する中小・ベンチャー企業等の保有する技術シーズを活用し、人工衛星等の宇宙用部品・コンポーネントの開発に係る研究開発の一部を支援することで、宇宙機器産業の裾野を広げると共に、人工衛星等の高信頼性・低コスト化を実現し、我が国の宇宙機器産業の競争力強化を目指します。
基本情報
事業期間・予算額 | 事業期間:2018年度~2021年度、2021年度予算:0.8億円 |
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技術・事業分野 | スタートアップ支援 |
プロジェクトコード | P18001 |
担当部署 | イノベーション推進部 (TEL:044-520-5175) |
詳細資料
最終更新日:2022年5月9日
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