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CCUS研究開発・実証関連事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2018年度~2026年度、予算額:80億円(2023年度)

本事業では、2021年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」の2050年カーボンニュートラルを目指し、できるだけ早期のCCS導入に向けて、CO2貯留技術の研究開発、並びにCO2有効利用などに関連する技術の調査を行います。「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」を踏まえ、分離・回収したCO2の貯留地や有効利用先への輸送にも取り組むことで、CO2の分離・回収から輸送、貯留、有効利用の技術開発を一体的に進め、CCUS技術の早期の確立及び実用化を狙います。

  • CCS概念図の画像
    CCS概念図
  • CO<sub>2</sub>輸送に関する実証試験 概略図の画像
    CO2輸送に関する実証試験 概略図

研究開発内容

(1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験

  • 1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験
    CO2を分離・回収し、それを海底下約1,000m以深の地層に貯留するCCS実証試験を行います。目標とした30万トンのCO2圧入を2019年に達成しており、現在は貯留した CO2の挙動を把握するとともに、海洋環境調査等のモニタリングを実施しています。
  • 2)CO2輸送に関する実証試験
    工場等からの排ガスから分離・回収されたCO2をCCUSを実施する地点へ、安全に低コストで大量に輸送する手段の一つとして、CO2を最適な温度・圧力条件で液化、貯蔵、荷役、海上輸送する船舶一貫輸送システムの構築に必要な技術の研究開発・実証を行います。

(2)安全なCCS実施のためのCO2貯留技術の研究開発

大規模レベルでのCO2貯留の安全な実施に必要な技術の実用化研究を実施します。大規模CO2圧入・貯留に係る安全管理技術の開発、大規模貯留層の有効圧入・利用技術の開発、CCS普及条件の整備、基準の整備など、早期のCCS導入に向けた取り組みを進めます。

(3)CCUS技術に関連する調査

CCUSに関する国内外の技術開発の動向や導入シナリオ等の調査を行います。

基本情報

技術・事業分野 次世代火力・CCUS
地球温暖化対策
プロジェクトコード P18006
担当部署 環境部 (TEL:044-520-5293­)

詳細資料

最終更新日:2024年3月11日

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