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CCUS研究開発・実証関連事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2018年度~2026年度、2021年度予算:60.3億円

2018年7月3日に閣議決定された「第5次エネルギー基本計画」に基づく2020年頃のCO2回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の実用化を目指した研究開発として、本事業では、CO2大規模貯留実証試験を通した、貯留を安全に実施するためのモニタリング技術の開発を実施するとともに、大規模CO2排出源からのCO2を低コストで分離・回収する技術開発や、CO2有効利用など関連する技術の調査等を行います。また、「パリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略」に基づいたCCS・CCU/カーボンリサイクルの2030年以降の社会実証に向けた技術開発として、分離回収したCO2を貯留地に輸送する実証試験を実施し、CO2分離・回収から輸送、貯留、有効利用及びCCUS技術に関連する調査までを一体的に進めることで、CCU/カーボンリサイクル技術の早期の確立及び実用化を狙います。目標の達成に向け、以下の項目を実施します。

(1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験

製油所から排出されるガスからCO2(年間約10万トン規模)を分離・回収し、地中(地下1,000m以深)に貯留するCCS実証試験を行います。試験では、〔1〕年間約10万トン規模でのCO2分離・回収設備の運転、〔2〕年間約10万トン規模でのCO2圧入、貯留試験、〔3〕貯留したCO2のモニタリング試験を実施します。また、CO2の長距離・大量輸送と低コスト化につながる輸送技術として、液化CO2の船舶輸送技術を確立するとともに、CO2の排出源と利用・貯蓄先との連携運用を実現するために必要な実証試験を行います。

(2)安全なCCS実施のためのCO2貯留技術の研究開発

大規模レベルでのCO2貯留の安全な実施に必要な技術の実用化研究を実施します。具体的には、大規模CO2圧入・貯留に係る安全管理技術の開発、大規模貯留層の有効圧入・利用技術の開発、CCS普及条件の整備、基準の整備を実施します。

(3)CO2分離回収技術の研究開発

本事業では、CO2の分離・回収コストを大幅に削減するために以下の実用化研究を実施します。

  • 1)先進的二酸化炭素固体吸収材の石炭燃焼排ガス適用性研究

CO2分離・回収技術の一つである化学吸収法のうち、高効率な回収が可能な「アミンを固体に担持した固体吸収材」について、石炭火力発電所などの実燃焼排ガスを対象としたスケールアップ試験を行い、その適用性を研究します。

  • 2)二酸化炭素分離膜モジュール実用化研究開発

固体吸収材によるCO2分離・回収技術について、石炭火力発電所などの実燃焼排ガスを対象としたスケールアップ試験を行い、石炭燃焼排ガスへの適用性を研究します。

  • 3)二酸化炭素分離膜システム実用化研究開発

火力発電所等で発生するガスからCO2を分離・回収するのに有効な分離膜技術について、実ガスに適用可能なモジュールおよびシステムの実用化研究を行います。また、CO2分離・回収プロセスとCO2利用プロセスの統合を考慮した分離膜技術の研究開発を行います。

(4)CCUS技術に関連する調査

CCUSに関する技術として、CCS・CCU/カーボンリサイクルを実施する地点にてCO2を利用可能とするために、CO2大量発生源から、CO2を分離・回収し集約する技術やシナリオの調査等を実施するとともに、国内外における最新技術動向調査などを実施します。

基本情報

技術・事業分野 次世代火力・CCUS プロジェクトコード P18006
担当部署 環境部 (TEL:044-520-5293­)

詳細資料

最終更新日:2021年8月25日

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