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CCUS研究開発・実証関連事業

事業・プロジェクト概要

本事業では、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取組として、鉄、セメント、化学、石油精製等の脱炭素化が難しい分野や発電所等で発生したCO2を分離・回収、輸送、有効利用、貯留するCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)の技術開発を進めます。

CCS概念図の画像

CCS概念図

液化CO2輸送船 えくすくぅる の写真

液化CO2輸送船“えくすくぅる”

研究開発内容

(1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験

  • 1)苫小牧におけるCCUS大規模実証試験
    CO2を分離・回収し、それを海底下約1,000m以深の地層に貯留するCCS実証試験を行います。目標とした30万トンのCO2圧入を2019年に達成しており、現在は貯留した CO2の挙動を把握するとともに、海洋環境調査等のモニタリングを実施しています。
  • 2)CO2輸送に関する実証試験
    工場等からの排ガスから分離・回収されたCO2をCCUSを実施する地点へ、安全に低コストで大量に輸送する手段の一つとして、CO2を最適な温度・圧力条件で液化、貯蔵、荷役、海上輸送する船舶一貫輸送システムの構築に必要な技術の研究開発・実証を行います。

(2)安全なCCS実施のためのCO2貯留技術の研究開発

大規模レベルでのCO2貯留の安全な実施に必要な技術の実用化研究を実施します。大規模CO2圧入・貯留に係る安全管理技術の開発、大規模貯留層の有効圧入・利用技術の開発、CCS普及条件の整備、基準の整備など、早期のCCS導入に向けた取り組みを進めます。

(3)CCUS技術に関連する調査

CCUS技術の国際競争力の強化を図るため、関連する国際機関の会議に参画するとともに、国内外の政策・技術開発動向の調査を行います。

基本情報

事業期間・予算額 事業期間:2018年度~2026年度、予算額:74.7億円(2025年度)
技術・事業分野 カーボンリサイクル​
次世代火力発電
プロジェクトコード P18006
担当部署 サーキュラーエコノミー部 (TEL:044-520-5250)

詳細資料

最終更新日:2025年6月17日

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