燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業
事業・プロジェクト概要
事業期間:2020年度~2024年度、2022年度予算:79.1億円
我が国に課せられた地球温暖化ガス排出抑制目標の達成には、エネルギー効率が高く、発電時にCO2を排出しない燃料電池の運輸分野や電力・熱供給分野への応用展開が肝要です。また、水素社会の実現に向けた燃料電池の更なる大量普及のためには、低コスト化に直結する発電効率や耐久性の向上等の課題の解決や、従来の市場とは異なる新規市場を開拓し、用途拡大の取組を推進する必要があります。
そこで本事業では、第5次エネルギー基本計画や水素・燃料電池戦略ロードマップ等で定めるシナリオに基づき2030年以降の自立的普及拡大に資する高効率、高耐久、低コストの燃料電池システム(水素貯蔵タンク等を含む)を実現するためのユーザーニーズに基づく協調領域の基盤技術を開発するとともに、従来以外の用途に展開するための技術並びに大量生産を可能とする生産プロセス又は検査技術等を開発します。具体的な研究開発項目は以下の通りです。
研究開発項目I 共通課題解決型基盤技術開発
2030年以降のFCVや業務・産業用燃料電池への実装を目指して、固体高分子形燃料電池や固体酸化物形燃料電池等に関する要素技術を開発します。
研究開発項目II 水素利用等高度化先端技術開発
2030年以降の更なる燃料電池システムの低コスト、高性能、高耐久に資する水素貯蔵関連技術やその他多様な水素関連技術の高度化に資する技術を開発します。また、Iの性能やコスト目標を凌駕する燃料電池の実現に資する革新的な要素技術を開発します。
研究開発項目III 燃料電池の多用途活用実現技術開発
2030年までの燃料電池ユニット等の多用途展開を目指して、エネルギーマネジメント要素も含めた実証事業等を行います。燃料電池システムのコスト低減を実現するために革新的な生産技術を開発します。
基本情報
技術・事業分野 | 燃料電池・水素 |
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プロジェクトコード | P20003 |
担当部署 | スマートコミュニティ・エネルギーシステム部 (TEL:044-520-5261) |
詳細資料
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基本計画(327KB)
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実施方針:2023年度版(540KB)
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実施方針:2022年度版(716KB)
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実施方針:2021年度版(349KB)
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実施方針:2020年度版(217KB)
最終更新日:2023年2月9日