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部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2020年度~2021年度、2021年度予算:8.2億円

新型コロナウイルス感染症の世界的な流行によって、重要な物資のサプライチェーンの寸断リスクが顕在化し、サプライチェーンの強靱化に資する技術開発の必要性が増しました。

重希土類を使用しない高性能磁石の開発や供給途絶懸念のあるレアアースの使用を極力減らす、又は使用しない高性能新磁石材料の探索等は最重要課題の一つです。また、軽希土類については、複数地域から供給可能であるが高品位のものは供給源が限定され、低品位レアアースの高品位化に資する改質技術や低品位レアアースの触媒等材料への代替利用技術も、最重要課題です。

本事業では、重希土類フリー高性能磁石の有用性を確認するために、車軸駆動用超高速回転モーターシステムで実走行回転取出し可能性を実証し、磁石ならびにシステム実用化の為の課題を抽出します。また、自動車の電動化の加速などの社会状況の変化を受けて、ネオジムの大量使用時代を見据えて、重希土類を使用せず、供給途絶懸念のあるレアアースの使用を極力減らす、又は使用しない高性能新磁石材料を探索するため、機械学習を用いた新しい磁石開発手法を開発するとともに、一度に多数のデータを取得できるハイスループットな材料作製手法を開発し、機械学習との組み合わせによる探索を行います。さらに、含有量や、不純物が多く、現状ではそのままでの利用が難しい低品位レアアースを利用するため、不純物を高効率で除去し、高品位化するための新しい改質技術を確立するとともに、低品位レアアースの高付加価値化等を目指した機能性材料開発実証を行います。

  • 事業説明図
    事業説明図

基本情報

技術・事業分野 材料・部材
プロジェクトコード P20019
担当部署 材料・ナノテクノロジー部 (TEL:044-520-5220­)

詳細資料

最終更新日:2022年5月9日

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