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5G等の活用による製造業のダイナミック・ケイパビリティ強化に向けた研究開発事業

事業・プロジェクト概要

事業期間:2021年度~2025年度、予算額:7.77億円(2023年度)

今般の新型コロナウイルス感染症の世界的流行等のサプライチェーン寸断リスクを引き起こす「不確実性」が想定される状況において、サプライチェーンを維持するために柔軟・迅速な対応を行える「企業変革力(ダイナミック・ケイパビリティ)」の強化が重要です。

本事業では、製造現場において、無線通信技術等のネットワークとデジタル技術の活用により、その時々の状況に応じた加工順の組換えや生産設備の変更といった柔軟・迅速に組換え・制御が可能な生産ラインや生産システムの構築や、IT/OTのシームレスなデータ連携によるサイバーフィジカルシステムの構築を通じて、工場の自律的かつ全体最適な稼働を可能とし、製造現場におけるダイナミック・ケイパビリティを強化するとともに、脱炭素化の取組としての生産ライン単位や工場単位での省エネを実現していくことを目指します。

  • 事業イメージ図の画像
    事業イメージ図

研究開発内容

(研究開発事例)
既存生産ラインの柔軟・迅速な組み換えや制御が可能なダイナミック生産ライン

本事業において、DMG森精機株式会社とファナック株式会社は、ローカル5G通信環境を構築し、生産ラインの柔軟・迅速な組み換えや制御を可能にする技術を集積したパイロットラインを整備しました。多能工自走ロボットと生産設備間のクラウド型無線協調制御プラットフォームと既存生産設備に適応した加工アシストモジュールを高速通信規格のローカル5Gを通じて組み合わることで、既存の製造現場と同様に多様な機器構成と等価的な模擬環境を再現し、生産設備に適応した加工アシストモジュールを組み合わせた未来の生産ラインを追求するとともに、実用化に向けた普及施策の実証を行い、製造業におけるダイナミック・ケイパビリティ強化を目指します。

多能工自走ロボットと生産設備間のクラウド型無線協調制御プラットフォーム
加工アシスト機能を搭載した多能工自走ロボット(提供:DMG森精機株式会社)

基本情報

技術・事業分野 ネットワーク/コンピューティング
プロジェクトコード P21010
担当部署 IoT推進部 (TEL:044-520-5211)

詳細資料

最終更新日:2024年3月26日

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