人工知能活用による革新的リモート技術開発
事業・プロジェクト概要
2021年度~2024年度、2022年度予算:5.0億円
PL:原田 達也(東京大学先端科学技術研究センター)
PL:原田 達也(東京大学先端科学技術研究センター)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、テレワークやオンライン会議など空間・時間の制約から解放された社会・経済活動を実現するリモート化のニーズが急速に高まっています。しかし、遠隔地の状態が把握できないという課題も顕在化しており、リモート化による生産性向上の効果は限定的です。特に労働集約的・対面主体の労働現場では、業務遂行に不可欠な情報を伝送できないことからリモート化が十分に進んでおらず、事業活動の停止により大きな経済的打撃を受けています。社会・経済活動のリモート化をより広範な領域に展開し生産性を向上させるために、遠隔地の状態を推定することや、視覚・聴覚のみならず力触覚などの感覚も交えて効果的に相手に情報を認知させることによって、実際に遠隔地に出向く場合と同等以上に現場の状態を把握することが可能となる革新的なリモート技術の基盤確立を目指します。
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事業イメージ
研究開発内容
本事業の研究開発では人工知能(AI)で遠隔環境の状態を高度に推定する「状態推定AI システムの基盤技術開発」、およびAI で情報を効果的に提示する「高度なXRにより状態を提示するAI システムの基盤技術開発」として5 件の研究開発テーマを実施しています。
- 〔1〕極薄ハプティックMEMSによる双方向リモート触覚伝達AIシステムの開発
(参考)産総研マガジン「第33回 PS5でも話題!人の触覚を惑わせる奥深い「振動」の世界」
- 〔2〕Contact Realityの実現による遠隔触診システム開発
(参考)Contact Realityの実現による遠隔触診システム開発(344KB)
- 〔3〕遠隔リハビリのための多感覚XR-AI技術基盤構築と保健指導との互恵ケア連携
(参考)遠隔リハビリのための多感覚XR-AI技術基盤構築と保健指導との互恵ケア連携
- 〔4〕AI・XR活用による空のアバターを実現する『革新的ドローンリモート技術』の研究開発
(参考)AI・XR活用による空のアバターを実現する『革新的ドローンリモート技術』の研究開発(165KB)
- 〔5〕動作ユニットAIによる人の感情推定とキャラクタの感情豊かな動作生成による遠隔コミュニケーション環境の構築
(参考)動作ユニットAIによる人の感情推定とキャラクタの感情豊かな動作生成による遠隔コミュニケーション環境の構築
基本情報
技術・事業分野 | ロボット・AI |
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プロジェクトコード | P21004 |
担当部署 | ロボット・AI部 (TEL:044-520-5241) |
詳細資料
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基本計画(400KB)
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実施方針:2023年度版(391KB)
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実施方針:2022年度版(407KB)
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実施方針:2021年度版(234KB)
最終更新日:2023年4月17日