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宇宙産業技術情報基盤整備研究開発事業(超小型衛星の汎用バスの開発・実証支援)

事業・プロジェクト概要

事業期間:2023年度~2026年度、予算額:12.6億円(2023年度)

技術革新や民生部品の活用によって高性能な小型衛星が安価に生産可能になっていることなどを背景として、大量の超小型衛星を一体的に運用し、衛星データ量の拡大と新たな付加価値の提供を目指す超小型衛星コンステレーションの構築が世界的に進められている中、宇宙活動の自立性や競争力確保の観点などから超小型衛星コンステレーションの構築能力の確保は喫緊の課題となっています。

本事業においては、国内での超小型衛星コンステレーション構築能力の確保を図ることを目的として、超小型衛星コンステレーション構築に取り組む製造事業者等が行う超小型衛星の汎用バスの開発・実証の支援を行います。

  • 本事業は2021年度から2022年度まで経済産業省が実施した事業を引継ぎ、2023年度から2026年度はNEDOが実施するものです。
  • 人工衛星の基本的な機器であるバス部分の、量産効果による価格競争力向上に向けて、合成開口レーダや光学センサ、赤外線センサ等を用いた様々なミッションに対応可能な超小型衛星の汎用バスと、その自動運用システムを開発し、地球周回軌道における軌道上実証の実施を支援する本事業を説明した概要図
    事業概要図

研究開発内容

(1)基盤的技術の開発

合成開口レーダ(SAR)や光学センサ、赤外線センサ等の様々なミッションに対応可能な超小型衛星の汎用バスとして100kg級及び6Uキューブサットをそれぞれ開発します。

また、複数種類のミッション機器を搭載した衛星コンステレーションでは、軌道上で複数機を高度に運用することがシステムに求められることから、汎用バスの開発においては自動運用システムの構築も含めて開発を行います。

加えて、量産化を見据え複数機を迅速かつ高効率に生産する技術の確立のため、複数機の同時製造が可能な状態を構築し、受注から運用までの迅速化・高効率化を検証します。

(2)軌道上実証

(1)で開発した汎用バスの超小型衛星等について、国際宇宙ステーション(ISS)放出機構又はロケット等を活用し、地球周回軌道において軌道上実証を実施します。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーの写真
綾 良輔

基本情報

技術・事業分野 新製造技術
プロジェクトコード P23008
担当部署 新領域・ムーンショット部 (TEL:044-520-5256)

詳細資料

最終更新日:2024年3月8日

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