本文へジャンプ

競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発事業

事業・プロジェクト概要

水素サプライチェーン構築に際して、安定的で安価な水素の供給基盤を確保するため、水素を製造・貯蔵・輸送・利用するための設備や機器、システム等(貯蔵タンク、充填ホース、計量システム等)の更なる高度化・低コスト化・多様化につながる技術開発等を行うとともに、規制改革実施計画等に基づき、規制の整備や合理化、国際標準化のために必要な研究開発等を行う。

研究開発内容

研究開発項目〔1〕:「大規模水素サプライチェーンの構築に係る技術開発」

水素サプライチェーンの構築のために必要となる、水素等運搬船や国内受け入れ基地等の大規模海上輸送機器、水素発電等に関する各種機器の大型化・多様化・高効率化に資する技術開発を実施する。加えて、材料の信頼性評価手法の確立や技術基準・安全基準の策定に資する研究開発を支援する。

研究開発項目〔2〕:「需要地水素サプライチェーンの構築に係る技術開発」

需要地での水素供給コストの低減のため、水素製造装置や圧縮機、液化器、パイプライン、ローリー、トレーラー等の個々の需要地での水素サプライチェーンの構築に必要となる各種機器の技術開発を実施する。加えて、水素製造装置の高圧化対応等を図るための技術基準の検討・評価及び水素パイプラインにおける安全性評価に係る技術基準の作成に資する取組を行う。

研究開発項目〔3〕:「水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発」

水素ステーションの低コスト化、高度化に資する水素貯蔵設備、圧縮機、蓄圧機、プレクーラー、ディスペンサー等の技術開発を実施し、国際標準・基準に関する活動に継続して取り組む。加えて、航空機・船舶等への多用途適用を図る。

研究開発項目〔4〕:「共通基盤整備に係る技術開発」

水素社会構築実現のために共通基盤的に必要となる材料・製品の品質評価、安全評価等に資する技術開発等を実施する。

研究開発項目〔5〕:「総合調査研究」

(イ)水素製造・輸送・貯蔵・利用等に関する調査研究

水素社会の実現に向け、競争的な水素サプライチェーンの構築に資する水素製造・輸送・貯蔵・利用等に関する調査・研究を行う。

(ロ)水素社会実現に向けた情報発信等に関する調査研究

水素エネルギーに対する需要者の認知向上や興味喚起、水素の安全性に対する正しい理解促進、当該分野に関わる研究者の拡大等を目的として、戦略的な情報発信を行い、パブリックアクセプタントの向上に係る調査を行う。また、国際的な水素サプライチェーンを構築するため、国際連携活動等も実施する。

プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャー坂 秀憲氏の画像
坂 秀憲
NEDOスマートコミュニティ
・エネルギーシステム部
燃料電池・水素室 室長

プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダー横本 克己氏の画像
横本 克己
国立大学法人 九州大学
水素材料先端科学研究センター
特任教授

基本情報

事業期間・予算額 事業期間:2023年度~2027年度、予算額:66.22億円(2024年度)
技術・事業分野 燃料電池・水素
プロジェクトコード P23004
担当部署 水素・アンモニア部 (TEL:044-520-5261)

詳細資料

最終更新日:2024年7月1日

関連ページ