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革新型蓄電池技術開発・高度解析​

事業・プロジェクト概要

蓄電池は2050年カーボンニュートラルの実現やデジタル・電化社会において重要となる技術であり、電気自動車、電力需給調整、データセンター等、多様な用途において蓄電池需要の増大が見込まれています。一方、現在はリチウムイオン電池(LIB)が広く用いられており、その構成材料について資源調達リスクが顕在化しています。日本の蓄電池産業の競争力強化・サプライチェーン強靱化に寄与することを目的として、非Li系の革新型電池の実用化に資する技術の開発を行います。

研究開発内容

本事業では、資源制約の少ない安価な材料を使用しながらも、高いエネルギー密度と安全性を両立可能な「フッ化物電池」、安全性に大きなメリットがあり低コスト化にも有利な「亜鉛マンガン電池」、更に海水から豊富に得られるナトリウムを用いる「ナトリウムイオン電池」の3種類をターゲットとして研究開発を実施します。

具体的には、事業の最終目標及び実用化目標の達成が期待できる革新型電池の活物質・電解質・セパレーターなどの材料開発を実施します。また同時に、電池の充放電時の活物質の構造・組成変化や、活物質・電解質界面の電池反応を検出・計測可能な高度解析技術を活用します。さらに将来の事業展開を見据え、電池材料の電極塗工や乾燥・捲回など、工業的な連続プロセスの組み合わせによる電極製造・電池製造手法も試行します。

いずれのタイプの電池においても目標達成に向けた難易度が極めて高いことから、本事業は先端的な材料科学や高度な解析技術を持つ大学・公的研究機関と、車載用・定置用電池の開発・実用化で豊富な実績を持つ蓄電池メーカー、エンドユーザーとなる自動車メーカーなど産学官連携で事業を実施します。さらに、NEDOがこれらプレーヤーの英知を事業内で好循環させるマネジメントを行うことで、革新的な車載用・定置用電池の実用化を実現する技術的なブレークスルーの創出を目指します。

開発対象の革新型電池
フッ化物電池
CuやAlなどの豊富な金属を用いつつも、LIBを凌駕する高エネルギー密度が期待される電池。
亜鉛マンガン電池
安全性の高い水系電解質を使用し、マンガン正極の2電子反応を活用することで水系蓄電池の中ではエネルギー密度が高い。
次世代ナトリウムイオン電池
ナトリウムは海水からの抽出が可能なため安価で安定的に入手可能。急速もしくは低温での充放電が可能になる。

プロジェクトマネージャー

臼田 浩幸(NEDO 自動車・蓄電池部 車載蓄電池ユニット長)

チームリーダー

フッ化物電池・亜鉛マンガン電池チーム
安部 武志(京都大学 大学院工学研究科 教授)

ナトリウムイオン電池チーム
駒場 慎一(東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 教授)

基本情報

事業期間・予算額 事業期間:2026年度~2027年度、2026年度予算:19.5億円
技術・事業分野 自動車・蓄電池
プロジェクトコード P26002
担当部署 自動車・蓄電池部

詳細資料

略称とロゴについて

本事業の略称・ロゴを下記のとおり策定しました。

INNOvative BATtery TEchnology & advanced analysis

最終更新日:2026年7月9日

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