KAICO株式会社
ブタ用経口ワクチン・飼料添加物の事業化に伴う製造基盤技術開発
2024年2月現在
所在地 | 創設年 | 創設者名 |
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福岡県福岡市 | 2018年 | 大和 建太 |
パートナーVC | 直近の資金調達ラウンド | 企業価値 |
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FFGベンチャービジネスパートナーズ | シリーズA | 2,000百万円 |
- 会社連絡先:092-707-4016
info-kaico@kaicoltd.jp - ホームページ:
KAICO LTD.
事業名
ディープテック・スタートアップ支援事業
研究開発テーマ
ブタ用経口ワクチン・飼料添加物の事業化に伴う製造基盤技術開発
事業概要
養豚農家では、感染症予防のために注射型ワクチンが使用されているが、ブタへのワクチン接種は非常に労力がかかる作業となっている。そこで、KAICOでは餌に混ぜて投与可能な経口ワクチンを開発。経口ワクチン実用化により、注射器も不要となり投与コストが大幅に削減される。また、途上国ではワクチンが浸透していないことから、感染症によりブタが肥育不全となるケースが多発している。そのような国では開発した経口ワクチンを「飼料添加物」として流通させることで、より多くの養豚農家まで届け、その生産性向上に寄与することを目指している。
事業内容
本研究開発では、飼料添加物/経口ワクチンの大量生産前の課題である品質構築、製品の用法用量設定検証を行い、初期市場ベトナムに投入することで、プロダクトマーケットフィットを達成し得る製品仕様を検証したのち、2025年度の量産化検証フェーズに到達することを目標とする。
【主要課題】
- 動物用医薬品製造におけるレギュレーションを満たす製造方法及び品質の構築
- 上記製法・品質規格に沿った小規模での試作品生産
- 豚試験での用法用量設定
フェーズ | 事業領域・分野 | 助成事業年度 | 交付決定額 |
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PCA | 食・農業 | 2023~2025年度 | 172百万円 |
海外技術実証
対象国・地域 | 海外技術実証内容 |
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日本、ベトナム | ・研究開発、事業開発などを現地パートナーと提携もしくは予定 初期市場に設定したベトナムにおいて、総合商社双日との協業により、現地販売パートナーである医薬品卸売業GreenVet社(GV社)との関係を構築。GV社がベトナム政府への飼料添加物登録申請を行い、登録完了後にGV社による養豚農家へのテスト販売を実施し、エンドユーザーである養豚農家からのフィードバックを得る。 |
最終更新日:2024年10月1日