「超スマート社会におけるインフラ管理 ―DXとデジタルツインが創る新たな世界―」シンポジウムの開催
2024年11月6日
シンポジウム概要
3次元空間をボクセルにより一意に表現できる空間IDを用い、地図データを基に膨大多様なデータを高速かつセキュアに生成管理できる「3次元空間情報基盤」を開発することで、企業・業界を越えた横断的なデータの共有・活用を実現することができます。現在、空間IDを用いた取り組みが各種試みられている状況ですが、情報管理に関する統一的な基準や、システム・デ―タを繋ぐ汎用的な連携基盤が存在していません。そこで本取組では、異なる規格・仕様で整備された空間情報を空間IDに基づいて一体的な地物として参照する3次元空間情報基盤を開発しています。
この基盤には、データへのリアルタイムアクセス要求に対応可能な高速検索インデックス技術が組み込まれており、空間情報をサービス要求に応じて高速に検索できます。本シンポジウムでは、社会インフラ管理へ適用する場合の課題を抽出し、各種課題を解決する糸口を提案するとともに、広く社会全体へ普及させるために必須の人材育成プランを報告します。
- 日時:2024年11月11日(月)13時30分~17時30分
- 会場:X-NIHONBASHI TOWER(中央区日本橋室町2-1-1)
- 開催形式:対面とオンラインのハイブリッド
- 主催:3次元空間情報基盤構築・ドローン安全運航コンソーシアム、3次元空間情報基盤活用・教育コンソーシアム、点群データを用いた公共構造物の維持管理推進委員会
- 共催:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、宇宙サービスイノベーションラボ事業協同組合、東京大学国際オープンイノベーション機構
プログラム
13時30分~ オープニング
13時35分~ 講演(第一部)
- 「デジタルライフラインの政策展望」
緒方 淳(経済産業省商務情報政策局アーキテクチャ戦略企画室室長) - 「テクノロジー×ビジネスの最前線―IOWN構想とデジタルツインの社会実装―」
池田 大造(NTT グローバルマーケティング戦略担当 統括部長) - 「GEOINTの最新動向―Geospatial Information;地理空間情報―」
古橋 大地(青山学院大学 教授) - 「地方公共団体のインフラDX―埼玉県の取り組み事例―」
永田 亘(埼玉県 県土整備政策課 建設DX推進担当主幹) - 「デジタルツインのための4次元時空間情報基盤の実装」
中村 健二(Intelligent Style株式会社、大阪経済大学教授)
15時45分~ 講演(第二部)
- 「災害情報の広域かつ瞬時把握・共有の取り組み」
小林 誠(I-レジリエンス株式会社 代表取締役社長) - 「デジタルツインを用いたインフラ点検の試行」
梅原 喜政(摂南大学 講師) - 「インフラDXの共通基盤の取り組み―SIP・データハーモナイゼーションによる橋梁DBの開発状況―」
塚田 義典(麗澤大学 准教授) - 「ブロックチェーンを用いたインフラデータの原本性・追跡可能性の確保に関する取り組み」
中原 匡哉(大阪電気通信大学 講師) - 「3次元空間情報基盤の活用に向けた人材育成」
今井 龍一(法政大学教授、3次元空間情報基盤構築・ドローン安全運航コンソーシアム 代表)
17時25分~ クロージング
- 千田 和也(NEDO 半導体・情報インフラ部 チーム長)
参加方法
以下の参加申込ページよりお申し込みください。会場人数には制限があります。
問い合わせ先
sangyodx#ml.nedo.go.jp(#を@に変えてください) | |
担当者 | 半導体・情報インフラ部(担当:千田、宮本) |