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決定「部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業」に係る実施体制の決定について

2020年9月23日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた3件の提案について審査を行い、別添1のとおり実施予定先を決定いたしました。

なお、採択審査委員一覧は、別添2のとおりです。

1.件名

 部素材の代替・使用量削減に資する技術開発・実証事業

2.事業概要

本プロジェクトでは、サプライチェーンの強靱化の観点から、レアアースの使用を極力減らす、又は使用しない技術の開発等を行うことを目的としています。

小型、高効率モーターには磁性材料としてネオジム磁石が利用されているが、磁石の性能を維持するため、重希土類元素のジスプロシウムを添加する必要がありますが、地球上に偏在し、かつ資源量が非常に少なく、供給途絶リスクが高いことから、ジスプロシウムの使用を極力減らす、又は使用しないことが期待されています。形状自由度や組付け性の良い磁石成形法の開発と併せて、発熱抑制と耐熱性のバランスを考慮した重希土類フリー高性能磁石の開発が重要です。これらを総合的に判定し、重希土類フリー高性能磁石搭載モーターの社会実装への道筋を示し、サプライチェーンの強靱化に繋げます。

また、自動車の電動化の加速などの社会状況の変化を受けて、ネオジムの大量使用時代を見据えて、重希土類を使用せず、供給途絶懸念のあるレアアースの使用を極力減らす、又は使用しない高性能新磁石材料を探索するため、機械学習を用いた新しい磁石開発手法を開発します。

さらに、現状ではそのままでの利用が難しいレアアース(低品位レアアース)を利用するため、不純物を高効率で除去し、高品位化するための新しい改質技術を確立するとともに、低品位レアアースの高付加価値化等を目指した機能性材料開発実証を行います。

3.実施予定先

別添1のとおり

4.事業期間

2020年度~2021年度

詳細資料

募集要項

技術・事業分野 材料・部材
プロジェクトコード P20019
事業名 部素材の代替・使用量低減に資する技術開発・実証事業
事業分類 研究(委託、共同研究、助成)
対象者 企業(団体等を含む)、大学等
問い合わせ先 材料・ナノテクノロジー部
担当者:原、大類、横沢、平塚
FAX:044-520-5223
E-MAIL:rmscp*ml.nedo.go.jp [*を@に変更してください。]

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