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決定「ソーラー水素製造用光触媒技術の国内外技術水準調査」 に係る実施体制の決定について

2021年5月31日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、「ソーラー水素製造用光触媒技術の国内外技術水準調査」に係る公募を実施し、御提案いただいた3件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

1.件名

ソーラー水素製造用光触媒技術の国内外技術水準調査

2.事業概要

NEDOは、現在「二酸化炭素原料化基幹化学品製造プロセス技術開発(人工光合成プロジェクト)」を推進している。本技術は2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略にも記述される通り、脱炭素化を実現する有力技術の一つとして認識されている。本技術は、光触媒による水素製造技術、発生した水素酸素混合ガスから水素を分離する分離膜技術、ソーラー水素と二酸化炭素を原料としてオレフィンを製造する合成触媒技術の三つから成っている。特に、光触媒技術は本プロジェクトの中核的技術であり、2021年最終年度の最終目標、太陽エネルギー変換効率10%を目指し、着実な進展を続けている。

しかしながら、このソーラー水素製造における光触媒技術は、未だ黎明期の技術であり、光触媒材料や水分解方式など内外における技術動向の把握を怠ると、技術の選択を誤る可能性がある。また、従来より積極的な検討を続けている欧米諸国に加え、近年中国などで急激に論文・発表数や特許数が増加する傾向が見えており、これらの状況把握も急務となっている。

この調査は、本プロジェクト技術水準の把握を目的に、国内外の研究状況の網羅的把握、それぞれの技術の実用化に向けた課題整理を実施するものです。

3.実施予定先

株式会社三菱ケミカルリサーチ

4.事業期間

2021年度

募集要項

技術・事業分野 調査等
プロジェクトコード P*****
事業名 ソーラー水素製造用光触媒技術の国内外技術水準調査
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)
問い合わせ先 材料・ナノテクノロジー部
担当者:土井隆志、内山博幸
E-MAIL:artificial_photosynthesis_2021@nedo.go.jp

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