決定「グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクル推進」に係る実施体制の決定について
2023年3月22日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクル推進」プロジェクトに係る公募を実施しご提案いただいた16件の提案について審査を行い、別紙1のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員は、別紙2のとおりです。
募集事業について
1.事業内容
(1)事業概要
「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、CO2を原料とした新しいバイオものづくり製品の社会実装とCO2の資源化による産業構造の変革を目指し、以下のテーマに取り組みます。
【研究開発項目1】有用微生物の開発を加速する微生物等改変プラットフォーム技術の高度化
2030年までに、DBTLサイクルの1サイクルあたりの時間を短縮するための技術開発、さらに、サイクル回数を削減しコストを低減する技術を確立し、有用微生物の開発期間を最大1/10程度に短縮する技術を確立する。
【研究開発項目2】CO2を原料に物質生産できる微生物等の開発・改良
2030年までに、一般的な天然株と比較して物質生産機能またはCO2固定化能を5倍程度向上させ、商用レベルで物質生産できる微生物(商用株)を開発、もしくは既に物質生産機能またはCO2固定化能の高い微生物にゲノム編集等を行って生産機能等を保ちながら従来とは異なる原料・目的物質を利用可能な微生物(商用株)を開発する。
【研究開発項目3】CO2を原料に物質生産できる微生物等による製造技術等の開発・実証
2030年までに、微生物等を用いて、CO2を原料として生産した物質の製造コストが、2030年時点の代替候補の製品の1.2倍以下となる技術を開発する。
(2)実施予定先と実施テーマ
実施予定先と実施テーマは、別紙1のとおりです。
(3)事業期間
2023年度から2030年度まで最大8年間。但し、事業ごとにステージゲートを設定し、その進捗を見て、継続可否を判断します。そのため、原則として、当初に契約または交付決定する期間は直近のステージゲート実施時期までとします。
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 材料・製造 |
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プロジェクトコード | P22010 |
事業名 | グリーンイノベーション基金事業 (バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進) |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
材料・ナノテクノロジー部
担当者:矢追、林(智)、西潟、向井
TEL:044-520-5220
FAX:044-520-5223
E-MAIL:gi_bio@ml.nedo.go.jp