決定「部素材からのレアアース分離精製技術開発事業」に係る実施体制の決定について
2023年6月1日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「部素材からのレアアース分離精製技術開発事業」に係る公募を実施し、ご提案いただいた3件の提案について厳正な審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。なお、採択案件の審査を行った委員は資料1の通りです。
募集事業について
1.件名
「部素材からのレアアース分離精製技術開発事業」
2.事業概要
本プロジェクトでは、鉱石並びに廃電気自動車、廃家電等に含まれるネオジム磁石廃棄物から目的とするディスプロシウムやテルビウムなどの重レアアースを純度良く分離回収し、精錬するまでの一連の工程を日本国内で実施できるように、コスト競争力を有する重レアアースの高効率分離精製技術の開発、および重レアアースの精錬技術の開発を目標としております。エアコンや電気自動車などに使用される電動モータには、重レアアースを用いたネオジム磁石が部材として使用されており、今後も大幅な需要増が見込まれております。しかしながら、これらの重レアアース資源は特定国に偏在しており、近年、資源供給リスクが懸念されております。そこで、本事業の目標を達成することで、特定国の製造技術や資源政策に依存しない「重レアアースの資源循環および資源確保」を国が主導する形で進めていき、日本国内の素材産業の安定化と将来の供給リスクを解消することが狙いとなります。
3.実施予定先
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
 - 株式会社三徳
 - 株式会社エマルションフローテクノロジーズ
 - 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構
 - 国立大学法人千葉大学
 - 国立大学法人佐賀大学
 - 国立大学法人神戸大学
 - 国立大学法人鹿児島大学
 - 国立大学法人大阪大学
 - 国立大学法人京都大学
 - 学校法人早稲田大学
 
4.事業期間
2023年度~2027年度
詳細資料
募集要項
| 技術・事業分野 | 材料・製造 | 
|---|---|
| プロジェクトコード | P23006 | 
| 事業名 | 部素材からのレアアース分離精製技術開発事業 | 
| 事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) | 
| 対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 | 
問い合わせ先
    材料・ナノテクノロジー部 
    担当者:吉村、原、内山、依田
    E-MAIL:resilienct_supply_chain@ml.nedo.go.jp