決定「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術開発」に係る実施体制の決定について
2020年7月14日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた6件の申請について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。
募集事業について
1. 件名
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発
CO2排出削減・有効利用実用化技術開発
炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術開発
2.事業概要
2019年6月に経済産業省において策定された「カーボンリサイクル技術ロードマップ」では、CO2を資源として捉えてこれを分離・回収し、多様な炭素化合物として再利用するカーボンリサイクルに係る技術が将来有望な選択肢の一つとして位置付けられました。これを踏まえて本事業では、火力発電等から排出されるCO2を資源として活用し、炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術について、技術開発ならびに全体システムの最適化検討および実証試験等を行うとともに、プロセス全体のCO2削減効果および経済性の評価を行います。
3.採択テーマと実施予定先
- 「化石燃料排ガスのCO₂を微細ミスト技術により回収、CO2を原料とする炭酸塩生成技術の研究開発」(双日株式会社、株式会社トクヤマ、ナノミストテクノロジーズ株式会社)
- 「海水および廃かん水を用いた有価物併産CO2固定化技術の研究開発」(学校法人早稲田大学、株式会社ササクラ、日揮グローバル株式会社)
- 「「マイクロ波によるCO2吸収焼結体の研究開発」―トリプルCリサイクル技術(CO2-TriCOM:シーオーツートリコム)の開発―」(中国電力株式会社、国立大学法人広島大学、中国高圧コンクリート工業株式会社)
- 「廃コンクリートなど産業廃棄物中のカルシウム等を用いた加速炭酸塩化プロセスの研究開発」(出光興産株式会社、宇部興産株式会社、日揮グローバル株式会社、日揮株式会社、学校法人成蹊学園成蹊大学、国立大学法人東北大学)
- 「セメント系廃材を活用したCO2固定プロセス及び副産物の建設分野への利用技術の研究」(株式会社竹中工務店)
4.事業期間
2020年度~2024年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 次世代火力・CCUS |
---|---|
プロジェクトコード | P16002 |
事業名 | カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/炭酸塩、コンクリート製品・コンクリート構造物へのCO2利用技術開発 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
環境部 次世代火力・CCUSグループ
担当者:青戸、荒川、在間
FAX:044-520-5253
E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp
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