決定「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に係る実施体制の決定について
2022年1月28日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」に係る公募を実施し、ご提案いただいた6件の提案について審査を行い、別紙1のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員は別紙2のとおりです。
1. 件名
「グリーンイノベーション基金事業/CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」
2. 事業概要
本事業では、コンクリート分野におけるCO2排出削減・固定量の増大とコスト低減の両立に向けた技術開発と、セメント分野における製造過程の効率的なCO2分離・回収技術の確立及び回収したCO2のセメント原料化に向けた技術開発を一体的に推進することを目指し、下記テーマに取り組みます
〔1〕コンクリート分野
- 【研究開発項目1】CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの開発
- 【研究開発項目2】CO2排出削減・固定量最大化コンクリートの品質管理・固定量評価手法に関する技術開発
(テーマ名)
- ●革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工技術及び品質評価技術の開発
- ([研究開発項目1]+[研究開発項目2])
- ●CO2を高度利用したCARBON POOLコンクリートの開発と舗装および構造物への実装
- ([研究開発項目1]+[研究開発項目2])
- ●コンクリートにおけるCO2固定量評価の標準化に関する研究開発
- ([研究開発項2]単独)
〔2〕セメント分野
- 【研究開発項目3】製造プロセスにおけるCO2回収技術の設計・実証
- 【研究開発項目4】多様なカルシウム源を用いた炭酸塩化技術の確立
(テーマ名)
- ●CO2回収型セメント製造プロセスの開発
- ([研究開発項目3]+[研究開発項目4])
3. 実施予定先と実施テーマ
実施予定先と実施テーマは、別紙1のとおりです。
4. 事業期間
〔1〕コンクリート分野
- 【研究開発項目1】
- 2021年度から2030年度までの最大10年間とします。
- 【研究開発項目2】
- (研究開発項目1に関する研究の進捗を踏まえつつ、2021年度から2030年度までの最大10年間とします。
〔2〕セメント分野
- 【研究開発項目3】
- 2021年度から2030年度までの最大10年間とします。
- 【研究開発項目4】
- 2021年度から2030年度までの最大10年間とします。
ただし、事業毎にステージゲートを設定し、事業の進捗、社会実装の見込み等を踏まえて、継続可否や見直しを判断します。そのため、原則として当初に契約する期間は直近のステージゲート実施時期までとします。
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 次世代火力・CCUS |
---|---|
プロジェクトコード | P21023 |
事業名 | グリーンイノベーション基金事業/CO₂を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先 |
環境部 次世代火力・CCUSグループ 担当者:西里、井原、田村、矢部、在間 E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp |