決定「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」に係る実施体制の決定について
2022年2月25日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた7件の申請について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。
募集事業について
1. 件名
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発
2. 事業概要
CO2を分離回収し資源として有効活用するカーボンリサイクル技術は、2021年6月に策定された「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」において、カーボンニュートラル社会を実現するためのキーテクノロジーとして位置付けられています。また、2021年7月に改訂された「カーボンリサイクル技術ロードマップ」においても、カーボンリサイクル技術の確立を目指し、その取組を更に加速することとされております。
本事業では、カーボンリサイクル技術の要素技術確立のために共通基盤技術開発を実施します。本事業では、カーボンリサイクル技術ロードマップに記載されている技術の中で、CO2を原料とした化学品、燃料、鉱物化に関する技術を対象とし、中長期的な研究開発を必要とする共通基盤技術開発(対象研究フェーズ:基礎研究、先導研究レベル)を実施します。ただし、液体燃料のうち微細藻類によるバイオジェット燃料に関する技術に特化した技術は対象外とします。
3. 採択テーマと実施予定先
- 「CO2の気相電解還元による炭化水素燃料の直接合成可能な電極触媒の研究開発」
- (国立大学法人東京工業大学、国立大学法人埼玉大学、国立大学法人北海道大学)
- 「海水と生体アミンを用いたCO2鉱物化法の研究開発」
- (学校法人北里研究所北里大学、国立大学法人東京大学、株式会社日本海水、出光興産株式会社)
- 「CO2からのアンモニアメタネーションの技術開発」
- (日揮ホールディングス株式会社、日揮グローバル株式会社、国立大学法人広島大学)
- 「CO2を活用したマリンバイオマス由来活性炭転換技術の開発」
- (国立大学法人九州大学、一般財団法人金属系材料研究開発センター)
- 「カーボンリサイクルLPガス合成技術の研究開発」
- (一般社団法人日本グリーンLPガス推進協議会、国立研究開発法人産業技術総合研究所、エヌ・イー ケムキャット株式会社)
- 「二元機能触媒を用いた高効率炭酸ガス回収・メタン合成プロセスの研究開発」
- (国立研究開発法人産業技術総合研究所、日立造船株式会社)
4. 事業期間
2022年度~2024年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 次世代火力・CCUS |
---|---|
プロジェクトコード | P16002 |
事業名 | カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/次世代火力発電技術推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
環境部 次世代火力・CCUSグループ
担当者:齊藤、野原、布川
FAX:044-520-5253
E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp
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