決定「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に係る実施体制の決定について
2022年4月19日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」に係る公募を実施し、8件の提案について審査を行い、別紙1のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員は別紙2のとおりです。
1.件名
「グリーンイノベーション基金事業/CO2等を用いた燃料製造技術開発プロジェクト」
2.事業概要
本事業ではカーボンリサイクル燃料の導入と社会実装に向けて合成燃料や持続可能な航空燃料(SAF)、合成メタン、グリーンLPGの4種類の燃料の技術開発を実施します。
○液体燃料(輸送用燃料)
- (ⅰ)合成燃料
- 【研究開発項目1-[1]】液体燃料収率の向上に係る技術開発
(テーマ名)
●CO2からの合成反応を用いた高効率な液体燃料製造技術の開発
【研究開発項目1-[2]】燃料利用技術の向上に係る技術開発
(テーマ名)
●乗用車および重量車の合成燃料利用効率の向上とその背反事象の改善に関する技術開発
- (ⅱ)持続可能な航空燃料(SAF)
- 【研究開発項目2】持続可能な航空燃料(SAF)製造に係る技術開発
(テーマ名)
●最先端のATJ(Alcohol to Jet)プロセス技術※1を用いたATJ実証設備の開発と展開
○気体燃料(産業用・家庭用)
- (ⅲ)合成メタン
- 【研究開発項目3】合成メタン製造に係る革新的技術開発
(テーマ名)
●SOEC※2メタネーション技術革新事業
●低温プロセスによる革新的メタン製造技術開発
- (ⅳ)グリーンLPG
- 【研究開発項目4】化石燃料によらないグリーンなLPガス合成技術の開発
(テーマ名)
●革新的触媒・プロセスによるグリーンLPガス合成技術の開発・実証
- ※1ATJ(Alcohol to Jet)プロセス技術
- エタノールを触媒などを用いてSAF に改質するプロセス技術です。
- ※2SOEC
- 固体酸化物形電解セル(Solid Oxide Electrolysis Cell)。固体酸化物形燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)の逆機能セルです。
3.実施予定先と実施テーマ
実施予定先と実施テーマは、別紙1のとおりです。
4.事業期間
○液体燃料(輸送用燃料)
- 【研究開発項目1-[1]】
- 2022年度から2028年度までの最大7年間とします。
- 【研究開発項目1-[2]】
- 2022年度から2027年度までの最大6年間とします。
- 【研究開発項目2】
- 2022年度から2026年度までの最大5年間とします。
○気体燃料(産業用・家庭用)
- 【研究開発項目3】
- 2022年度から2030年度までの最大9年間とします。
- 【研究開発項目4】
- 2022年度から2030年度までの最大9年間とします。
ただし、事業毎にステージゲートを設定し、事業の進捗、社会実装の見込み等を踏まえて、継続可否や見直しを判断します。そのため、原則として当初に契約する期間は直近のステージゲート実施時期までとします。
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 |
次世代火力・CCUS 省エネルギー バイオマス |
---|---|
プロジェクトコード | P21022 |
事業名 | グリーンイノベーション基金事業 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先 |
環境部 次世代火力・CCUSグループ:(ⅰ-[1])合成燃料、(ⅲ)合成メタン(ⅳ)グリーンLPG 省エネルギー部 運輸・超電導グループ:(ⅰ-[2])合成燃料 新エネルギー部 バイオマスグループ:(ⅱ)持続可能な航空燃料(SAF) 担当者:(ⅰ-[1])(ⅲ)(ⅳ)加美山、谷村、河守、森(伸)、布川、在間 (ⅰ-[2])永井、向後、石川 (ⅱ)森、矢野、柴原、水野 ※全分野共通の問い合わせ先になりますので、研究開発項目を明記願います。 E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp |