決定「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/カーボンリサイクル・次世代火力推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」に係る実施体制の決定について
2022年12月9日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/カーボンリサイクル・次世代火力推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた7件の申請について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添の通りです。
1.件名
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/カーボンリサイクル・次世代火力推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発
2.事業概要
CO2を資源として有効活用するカーボンリサイクル技術は、2021年6月に策定された「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」において、カーボンニュートラル社会を実現するためのキーテクノロジーとして位置付けられています。また、2021年7月に改訂された「カーボンリサイクル技術ロードマップ」においても、カーボンリサイクル技術の確立を目指し、その取組を更に加速することとされております。
本事業では、カーボンリサイクル技術ロードマップに記載されている技術の中で、CO2を原料とした化学品、燃料、鉱物化に関する技術を対象とし、カーボンリサイクル技術の要素技術確立のために中長期的な研究開発を必要とする共通基盤技術開発(対象研究フェーズ:基礎研究、先導研究)を実施します。
具体的に、基礎研究分野については、例えば、CO2分解メカニズムや化学反応速度評価、鉱物化過程の評価といった基盤的な現象を解明することを通じて、カーボンリサイクル技術の底上げを目指す提案を対象とします。また、先導研究分野については、基礎研究分野の成果や、出口物質の明確化など、将来の実用化研究への道筋を明らかにする内容を含む提案を対象とします。なお、液体燃料のうち「微細藻類バイオ燃料に特化した技術開発事業」にて実施される技術領域は対象外とします。
3.採択テーマと実施予定先
「CO2からのポリカーボネートジオール一段合成プロセスの開発」(公立大学法人大阪、日本製鉄株式会社、UBE株式会社)
「CO2マルチユーズ基幹化合物とバイオポリマー製造法の研究開発」(国立大学法人九州大学、国立大学法人東北大学、星光PMC株式会社)
4.事業期間
2022年度~2024年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | 次世代火力・CCUS | プロジェクトコード | P16002 |
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事業名 | カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/カーボンリサイクル・次世代火力推進事業/カーボンリサイクル技術の共通基盤技術開発 | ||
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) | ||
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 | ||
問い合わせ先 |
環境部 次世代火力・CCUSグループ 担当者:齊藤、世良田、皆川、布川 FAX:044-520-5253 E-MAIL:cct.projects@ml.nedo.go.jp |