決定「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発」に係る実施体制の決定について
2025年5月14日
NEDOは、「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発」に係る公募を実施し、ご応募いただいた4件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
なお、採択審査委員一覧は別添のとおりです。
募集事業について
1.件名
カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発
2.事業概要
経済産業省が策定した「カーボンリサイクルロードマップ」において、カーボンリサイクルを社会実装していくためには、水素の調達環境や技術成熟度等を踏まえつつ、各製品分野における可能な限り早期の技術確立、低コスト化、普及を目指し、引き続き技術開発や実証を進めることが重要とされています。また、「第7次エネルギー基本計画」においても、カーボンリサイクルを活用した製品の製造プロセスの最適化、効率化の技術開発を推進していくことが示されています。
2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けて、カーボンリサイクル技術を2030年頃から段階的に普及させていくため、各製品分野における技術確立、低コスト化、効率化、スケールアップを目的として、実用化を前提としたカーボンリサイクル技術の技術開発を推進します。
この度、以下の技術における4つの事業を実施します。
- 1)化学品へのCO2利用技術
- 2)気体燃料へのCO2利用技術
- 3)コンクリート、セメント、炭酸塩、炭素、炭化物などへのCO2利用技術
3.採択テーマ及び委託予定先、助成予定先
- 1.化学品へのCO2利用技術
- 1)「CO2由来メタノール経由青酸、グリシン製造の研究開発」(日本製鉄株式会社、レゾナック株式会社、日鉄エンジニアリング株式会社)
- 2)「CO2を原料としたパラキシレン製造に関する技術開発」(千代田化工建設株式会社、ENEOS株式会社、ハイケム株式会社、三菱商事株式会社)
- 2.気体燃料へのCO2利用技術
- 1)「カーボンリサイクルLPガス合成技術の社会実装課題解決に向けての研究開発」(エヌ・イーケムキャット株式会社、一般社団法人日本グリーンLPガス推進協議会)
- 3.コンクリート、セメント、炭酸塩、炭素、炭化物などへのCO2利用技術
- 1)「海水中のカルシウムとアルカリを使用するCO2鉱物化プラントの実証化研究」(株式会社日本海水)
4.事業期間
2025年度~2027年度
詳細資料
募集要項
技術・事業分野 | カーボンリサイクル |
---|---|
プロジェクトコード | P16002 |
事業名 | カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む) |
問い合わせ先
サーキュラーエコノミー部 カーボンリサイクルユニット
担当者:森谷、宗野、大石(E-MAILは下記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。)
E-MAIL:cr_utilization*ml.nedo.go.jp
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