決定「3次元空間を一意に特定する空間IDの整備に係る調査」に係る実施体制の決定について
2021年11月16日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「3次元空間を一意に特定する空間IDの整備に係る調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた3件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1. 件名
3次元空間を一意に特定する空間IDの整備に係る調査
2. 事業概要
人手不足やコロナ禍の影響に伴う人流減/物流・情報流増が進む中において、Society5.0の「必要なモノ・サービスを、必要な人に、必要な時に、必要なだけ提供」「サイバー空間とフィジカル空間の一体化」「システムが流動的に変化し、常に環境が変化」といった特徴も踏まえて、システムが自律移動制御を行うための高速処理に適したデジタルインフラの整備の必要性が高まっています。デジタルインフラにおいては、〔1〕システム毎の独自の高精度3次元地図の整備・乱立や、〔2〕旧来の「業」「省庁」ごとにインフラが整備され、高コストでデータ利活用が進まないこと、〔3〕差分情報の共有・更新の低減やデータの重ね合わせができない、ことを防ぐために異なる3次元地図等の共通の基準となる「空間ID」を整備することが重要です。
本調査事業では、ドローン、配送ロボット、自動走行車等のモビリティサービスや、3次元都市モデルを活用したサービス等、地理空間情報を活用する際に必要となる実空間のデータを空間IDに紐付けて連係、サービスにあった形でデータを利活用するデジタルインフラを想定し、これらサービスの運用者が空間情報の利用により安全かつ効率的な運用を安価かつ容易にできるように、空間IDを用いて、データ化した空間情報を取得・加工した上で利用者に提供するデータの流通構造等について、有識者の知見や、企業の取組、各種文献等の情報を収集しながら、その具体的な仕組みの考え方や要素、仕様等について整理する調査をおこない、得られた結果を調査報告書としてとりまとめます。
3. 実施予定先
PwCコンサルティング合同会社
4. 事業期間
2021年度
募集要項
技術・事業分野 | ネットワーク/コンピューティング |
---|---|
プロジェクトコード | P***** |
事業名 | 3次元空間を一意に特定する空間IDの整備に係る調査 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
問い合わせ先
IoT推進部 CI実装グループ
担当者:根岸、山本、工藤
E-MAIL:cip@ml.nedo.go.jp
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