本公募「化学産業の低炭素化に向けたメタノールケミストリーに係る調査」に係る公募について
2022年5月12日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集いたしますので、本件について受託を希望する方は、下記に基づき御応募ください。
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
我が国の化学産業は、原料のほとんどを原油由来のナフサに依存していることから、投入エネルギーの低炭素化に加え原料の低炭素化も必要となる。その一つの方向性として、カーボンフリーな水素を用いたCCU(Carbon dioxide Capture and Utilization)による化学品製造の研究開発が世界中で進められている。しかしながら、低コストなカーボンフリー水素の調達は海外が有利な状況が予測されており、国内化学産業の競争力確保には、革新的な技術を日本が持つことが求められる。
本調査では、低炭素化学品製造の可能性について、メタノール周辺技術および天然ガス変換技術の調査を行う。天然ガスの熱分解による水素製造技術、熱分解による合成ガス(CO+H2)の合成、水素とCO2からの逆シフト反応、CO2の共電解による合成ガスの合成、合成ガスからのメタノール、エタノール合成、CO2からのメタノール直接合成、メタノールからのオレフィン(MTO:Methanol to Olefin)、芳香族化合物(MTA:Methanol to Aromatic)、ジメトキシメタン(DMM:オキシメチレンエーテルの一種)の合成など、幅広い技術について、LCA: Life Cycle AssessmentでのCO2排出量や経済性などを含む最新動向の調査を行い、技術のベンチマーク、現行のナフサ由来のオレフィン、芳香族化合物製造との比較を通じて、今後、日本が取り組むべき技術分野の候補について、その方向性をとりまとめる。
(2)事業期間
NEDOが指定する日から2023年3月17日(金)までの間
2.説明会
当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会をオンラインにて開催いたします。説明は日本語で行います。応募に当たって説明会への参加は必須ではありません。
<説明会の日時、会場>
- 日時:
- 2022年5月19日(木)11時00分~正午
- 会場:
- オンライン開催(Teamsを使用予定。URLは参加者登録メールアドレスへご連絡差し上げます)
<参加申込方法>
説明会出席希望の方は、所属機関名、出席者氏名、出席者の連絡先(TEL、E-mailアドレス)をE-mailにて2022年5月18日(水)17時までに、下の申込先メールアドレスに連絡ください。(メール様式は不問です)
- 申込先:
- 技術戦略研究センター 環境・化学ユニット 寒川、坂本
- E-mail:
- tsc-envchem-u@ml.nedo.go.jp
3.応募方法等
本ページの最下の資料欄から必要な書類をダウンロードし、必ず受付期間内に次のWebフォームから必要情報の入力と提案書類及び関連資料のアップロードを行ってください。その他の方法(持参・郵送・FAX・メール等)による応募は受け付けません。提出期限直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提案してください。
- 受付期間:2022年5月12日(木)から2022年5月31日(火)正午(JST)
- Web入力フォーム
本事業には、調査委託契約標準契約書を適用します。契約約款はこちらをご参照ください。
4.その他
公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
資料
募集要項
技術・事業分野 | 調査等 |
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プロジェクトコード | P99029 |
事業名 | 化学産業の低炭素化に向けたメタノールケミストリーに係る調査 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等、研究者・研究チーム |
公募期間 | 2022年05月12日~2022年05月31日 |
問い合わせ先
技術戦略研究センター 環境・化学ユニット
担当者:寒川、坂本
TEL:044-520-5203
FAX:044-520-5204
E-MAIL:tsc-envchem-u@ml.nedo.go.jp
契約手続きについて
委託事業・補助・助成事業の契約手続きに関する情報を掲載しています。