決定「ベースメタル及びプラスチックの資源循環に関する俯瞰調査(技術編)」に係る実施体制の決定について
2024年7月11日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「ベースメタル及びプラスチックの資源循環に関する俯瞰調査(技術編)」に係る公募を実施し、いただいた6件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。
募集事業について
1.件名
「ベースメタル及びプラスチックの資源循環に関する俯瞰調査(技術編)」
2.事業概要
我が国では、資源の対外依存や最終処分場のひっ迫等の問題から長年様々な主体が廃棄物の排出抑制・リサイクルに取り組んできており、NEDOでも様々な技術開発が行われてきている。一方、2015年の欧州サーキュラーエコノミーパッケージ政策公表後、欧米を中心に「循環経済」への関心が高まった結果様々な取組が活発化し、日本国内でも、「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」などの政策文書において、資源循環が脱炭素化実現の一手段として改めて明確化されるとともに、2023年に「成長指向型の資源自律経済戦略」が公表されたことで「日本型サーキュラーエコノミー」実現を目指した動きが始まっている。
ベースメタル(本調査では鉄、銅及びアルミニウムを対象とする。)やプラスチックは、構造物、建築物、輸送機械、電気・電子機器や食品容器をはじめとして幅広い製品に使われている一方、これらの素材を製造するために多くの資源やエネルギーが投入されており、これらの循環を最適化することは、サーキュラーエコノミーの観点から極めて重要である。
上記背景を踏まえ、あるべき循環の姿を実現するための新たな国家プロジェクトの企画立案に資する技術課題の抽出やこれまでの研究成果の社会実装の進展への貢献を目的として、ベースメタルやプラスチックに係る資源循環の分野において、廃製品の回収システムや、廃製品の解体、破砕、選別、搬送・リサイクル(再生材の製造)技術、再生材の高度加工技術等について調査・整理する。
3.実施予定先
アーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社
4.事業期間
NEDOが指定する日から2025年3月31日まで
募集要項
技術・事業分野 | 3R・水循環 |
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プロジェクトコード | P***** |
事業名 | 情報収集費 |
事業分類 | 調査等 |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等、その他 |
問い合わせ先
イノベーション戦略センター 環境・化学ユニット
担当者:木村、永田
TEL:044-520-5200
E-MAIL:tsc-envchem-u★ml.nedo.go.jp(★を@に変換してください)
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