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決定「森林資源の循環利用に係る技術動向調査」に係る実施体制の決定について

2025年10月8日

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」という。)は、「森林資源の循環利用に係る技術動向調査」に係る公募を実施し、ご提案いただいた10件の提案について審査を行い、以下のとおり実施予定先を決定いたしました。

募集事業について

1.件名

「森林資源の循環利用に係る技術動向調査」

2.事業概要

我が国は、国土の約3分の2を森林が占める世界有数の森林国であり、森林面積(約2,500万ha)のうち、約4割(約1,000万ha)を構成する人工林は、その6割が50年生を越えて成熟し、利用期を迎えています。樹木は、大気中のCO2を吸収し炭素を貯蔵しますが、人工林の高齢化に伴い、CO2吸収量は減少傾向にあることから、「伐って、使って、植えて、育てる」というサイクルを通じて、森林資源を適切に循環利用し、森林によるCO2吸収量を確保していくことが求められます。

この背景を踏まえ、森林・林業基本計画(令和3年6月15日閣議決定)では、森林を適切に管理し、林業・木材産業の持続性を高めながら成長発展させることで、社会経済生活の向上とカーボンニュートラルに寄与する「グリーン成長」の実現を目指すこととしています。

「グリーン成長」の実現には、森林の多面的機能を確保しつつ、国産材の安定供給と木材の需要拡大・利用促進に向けた取組を高度化することが重要であり、森林資源の循環利用に係る新規技術の開発・導入の寄与が期待できます。

本調査では、市場・技術・政策動向等を俯瞰的に調査・分析することにより、森林資源の供給側技術(森林資源の把握・管理、育種等)、利用側技術(建材・木質系新素材、エネルギー利用等)の双方を体系的に把握し、難易度が高く、将来的に実施する意義が大きいと想定される研究開発課題を特定します。

3.実施予定先

デロイト トーマツ ベンチャーサポート株式会社

4.事業期間

NEDOが指定する日から2026年3月31日まで

募集要項

技術・事業分野 基金・その他
プロジェクトコード P*****
事業名 調査事業(森林資源の循環利用に係る技術動向調査)
事業分類 調査等
対象者 企業(団体等を含む)、大学等

問い合わせ先

イノベーション戦略センター アグリ・フードテックユニット
担当者:宇木、渡邉、萩原、二関
E-MAIL:tsc-agri-foodtech-u@ml.nedo.go.jp

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