本公募「グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」に係る公募について
2022年8月24日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」という。)は、下記事業の実施者を一般に広く募集します。本件について受託を希望する方は、下記に基づきご応募下さい。
2022年10月24日 | 〔期間延長〕【研究開発項目2:高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発】および【研究開発項目3:ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発】について、提案書の提出期限を11月4日(金)正午まで延長いたしました。なお、既に提案書を提出済みであっても、期間内に再提出することができます。 |
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2022年9月8日 | 「2.説明会」に、公募説明会の動画を追加掲載しました。 |
2022年8月31日 | 公募説明会資料【2022年8月31日掲載】を最下部資料欄へ追加掲載しました。 |
募集事業について
1.事業内容
(1)概要
「2050年カーボンニュートラル」の目標達成に向け、官民で野心的かつ具体的な目標を共有した上で、これに経営課題として取り組む企業等に対して、長期に渡り、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する「グリーンイノベーション基金事業」の一環として、NEDOは「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」に係る技術開発事業を実施する予定です。
本事業では、農林水産業に期待されるCO2等の吸収・固定技術を中心に、将来の成長産業の創出につながるインパクトの大きな課題を対象として、下記テーマに取り組みます。
【研究開発項目1】高機能バイオ炭等の供給・利用技術の確立
研究開発内容〔1〕高機能バイオ炭等の開発
水稲(水田作)とダイズ・野菜類(畑作)を対象に、農作物の収量が概ね2割程度向上する有用微生物資材を3資材以上開発し、バイオ炭等との同時施用により、実際の農作物への肥料供給効果や生育促進効果等を確認・実証する。
研究開発内容〔2〕高機能バイオ炭等によるCO2固定効果の実証・評価等
農地1ha当たり年間3トン程度(バイオ炭量換算で1.9トン相当)のCO2を農地貯留できる営農技術等をLCAも含めて確立する。また、高機能バイオ炭等の施用など、農地炭素貯留の取り組みにより生産された農産物の「環境価値」を客観的に評価する手法を確立する。
【研究開発項目2】高層建築物等の木造化に資する等方性大断面部材の開発
研究開発内容〔1〕等方性大断面部材の製造要素技術の開発
従来とは異なる層構成を持つ合板の試作を重ね、国産材を原料する支点間距離8m、耐火2時間の等方性大断面部材を開発する。また、その等方性大断面部材を商用生産するため、厚剥き可能なロータリーレース製造、短時間乾燥、選別、面内接着、積層接着等の工程を効率的に実行するための要素技術開発を行う。
研究開発内容〔2〕等方性大断面部材の連続製造技術の確立
部材大型化に伴う技術開発を要する工程について製造装置を開発し、実証製造ラインを構築することで、構造性能とのバランスがとれた等方性大断面部材を10万円/m3以内で製造する技術を確立する。
研究開発内容〔3〕等方性大断面部材の規格化・告示化のための性能評価と設計法の提案
研究開発内容〔1〕と〔2〕で試作した部材の性能評価を行い、技術的助言をフィードバックする。また、等方性大断面部材を用いた建築物について、建築基準法告示を目指した一般的設計法の提案や、設計用の性能データベースの構築を行う。
【研究開発項目3】ブルーカーボンを推進するための海藻バンク整備技術の開発
対象となる海藻の生長を促進するための栄養塩を溶出し、10~18N/mm2の強度を有する基盤ブロックと、漁港水域内で育成した大量の海藻苗を効率的に移植できるよう、従来の1/4程度(5kg程度)に軽量化した海藻移植用カートリッジを開発し、全国複数の海域で実証試験を行い、広域な藻場の造成と回復を実現する海藻供給システムを構築する。
(2)事業期間
2022年度から2030年度までの最大9年間とします。ただし、事業毎にステージゲートを設定し、事業進捗を見て継続可否を判断しますので、原則として契約/交付決定する期間は直近のステージゲート実施時期までとします。
2.説明会
当該公募の内容、契約に係る手続き、提出する書類等についての説明会をオンラインにて開催します。説明は日本語で行います。応募に当たってオンライン公募説明会への参加は必須ではありませんが、参加されることを推奨します。
説明会参加にあたっては、2022年8月31日(水)正午までに申し込みフォームからお申し込みください。
<説明会の日時、参加方法>
- 日時:2022年9月1日(木)11時00分~正午
- 参加方法:オンライン開催によるWeb会議。会議URL等は参加者登録メールアドレスへ8月31日(水)夕方までにご連絡致します。
- 参加登録は締め切りました。説明会の内容は、公募説明会資料(最下部資料欄に掲載)及び下記動画をご参照下さい。
3.応募方法等
本ページ最下の資料欄から必要な書類をダウンロードし、必ず受付期間内に次のWeb入力フォームから必要情報の入力と提案書類及び関連資料のアップロードを行って下さい。他の方法(持参・郵送・FAX・電子メール等)による応募は受け付けません。提出期限直前は混雑する可能性がありますので、余裕をもって提出して下さい。
- 受付期間:
- 2022年8月24日(水)~2022年11月4日(金) *一部項目について、締め切りを延長しました。
- Web入力フォーム
- 委託事業:
- 契約約款・様式はこちらをご参照下さい。
- なお、特別約款はこちらの「関連資料」欄をご参照下さい。
- 助成事業:
- 交付規定・様式はこちらをご参照下さい。
e-Rad
府省共通研究開発管理システム(e-Rad)に提案内容等をご登録いただく必要がございます。提案内容のご登録方法等、詳細は公募要領等をご覧ください。e-Radをご利用になるためには、御所属の研究機関(企業、国立研究開発法人、大学等の法人)又は研究者本人がe-Radに登録され、ログインID、パスワードを取得しておく必要がございます。登録方法については以下のページをご覧ください。
なお、e-Radへの登録に日数を要する場合がありますので、2週間以上の余裕をもって登録手続きをしてください。
- e-Radへの登録に関するヘルプデスク
- 電話番号:0570-057-060(ナビダイヤル)、03-6631-0622(直通)
- 受付時間:午前9時00分~午後6時00分(平日)
(土曜日、日曜日、国民の祝日及び年末年始(12月29日~1月3日)を除く)
4.その他
公募情報に関するお知らせはNEDO公式Twitterにて随時配信しております。ぜひフォローいただき、ご活用ください。
NEDOでは、NEDO事業に関する業務改善アンケートを常に受け付けています。
ご意見のある方は、サイト内リンクNEDOの事業・支援制度をご利用の方にアクセスいただき、「7.NEDO事業に関する業務改善アンケート」からご意見お寄せいただければ幸いです。なお、内容については、本プロジェクトに限りません。
資料
- グリーンイノベーション基金事業の基本方針(概要)(448KB)
- グリーンイノベーション基金事業の基本方針(本文)(605KB)
- 2022年度実施方針(GI基金事業)(695KB)
- 「食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発」に関する研究開発・社会実装計画(1.5MB)
- 公募要領(1.6MB)
- 参考資料1:契約に係る情報の公表について(128KB)
- 公募説明会資料【2022年8月31日掲載】(2.5MB)
- 本公募に関するQ&A【2022年8月31日掲載】(829KB)
- 提案書一式(403KB)
募集要項
技術・事業分野 | 分野横断的公募事業 |
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プロジェクトコード | P21032 |
事業名 | グリーンイノベーション基金事業/食料・農林水産業のCO2等削減・吸収技術の開発 |
事業分類 | 研究(委託、共同研究、助成) |
対象者 | 企業(団体等を含む)、大学等 |
公募期間 | 2022年08月24日~2022年11月04日 |
問い合わせ先
新領域・ムーンショット部 グリーンイノベーショングループ
担当者:玉木、矢野、宮本、吉田
E-MAIL:gi-agri@nedo.go.jp
契約手続きについて
委託事業・補助・助成事業の契約手続きに関する情報を掲載しています。
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