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排泄のタイミングを予測し、事前にスマートフォン等へお知らせする「DFree」の企画・開発・販売を行う/トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社

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J-Startup
  • 代表取締役 中西 敦士 さん
2015年 前年にアメリカでの創業を経て会社設立。
2016年 NEDO「シード期の研究開発型ベンチャー(STS)への事業化支援」に採択。
2017年 NEDO「企業間連携スタートアップ(SCA)に対する事業化支援」に採択。
2019年 国内で個人向け「DFree Personal」の家電量販店での取り扱い開始。
  1. Q1. NEDO支援事業をどのように活用?
  2. Q2. トリプル・ダブリュー・ジャパンの“その先”とは?

Q1. NEDO支援事業をどのように活用?

当社の超音波センサーで膀胱の大きさを捉えるという技術を、介護施設向けおよび個人向けのビジネスとして事業化するための研究開発でNEDO支援事業を活用しました。具体的には、センサー技術や基盤等の開発から介護施設等での実証実験を助成金で行うことができました。プロダクトが完成する事業化前にリスクを取れるベンチャーキャピタル等が少ない中で、このような支援事業があることで研究開発型のベンチャー企業の成功確率が上がると感じています。

Q2. トリプル・ダブリュー・ジャパンの“その先”とは?

今後は、事業化したプロダクトの改善は引き続き行っていきたいと考えています。現在のプロダクトでは対象とならないようなターゲットまで対象を拡大しつつ、広報・マーケティング活動によって認知度・知名度を向上させていきます。将来的には、排泄のみならず、超音波で臓器の変化を捉えることで、健康状態や病気の予兆を捉えるようなプロダクトの研究開発も検討しています。今後も、こういったプロダクトができる前の支援事業があれば、そちらの活用も検討しつつ事業を成長させていきたいと思います。

  • 2019年のCESでBest of CES等4つのアワードを受賞。
  • 2019年3月に、かわさき基準プレミアムに認証。
  • アプリで、尿の溜まり具合を表示し、排尿のタイミングをお知らせ。

NEDO担当者からのコメント

大人用おむつが子供用おむつ市場を上回った頃に商機を捉え、起業後も福祉施設等で徹底的な現場ニーズの吸い上げを行い、ゼロから市場を開拓。まさに新市場創出のロールモデルとなる企業へとステップアップされています。

本記事は、2019年5月発行の広報誌Focus NEDO No.73に掲載された内容となります。

最終更新日:2021年10月1日