自律移動型警備ロボット及び関連クラウドサービス 自律移動技術をコアとした事業の開発/SEQSENSE株式会社

代表取締役 中村 壮一郎 さん
2016年 | SEQSENSE株式会社設立。 |
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2017年 | 2億円のシードファイナンス。 NEDO「企業間連携スタートアップ(SCA)に対する事業化支援」に採択。 |
2018年 | 10億円のシリーズAファイナンス。 |
2019年 | 事業化に成功。 |
Q1. NEDO支援事業をどのように活用?
当時はまだ事業をスタートしたばかりでしたが、大規模公共施設(空港、ショッピングモール、データセンター等)において、複数の自律移動型ロボットの協調行動による円滑な巡回警備業務遂行を可能とするクラウドシステムの研究開発・構築が将来的に必要となるため、NEDO事業に応募しました。 NEDO事業に採択されたことにより、開発も進捗し、事業者様をご紹介頂けたことで事業が展開しました。
- 展示会(JAPAN INNOVATION LOUNGE)
Q2. SEQSENSEの“その先”とは?
NEDOをはじめ、さまざまな企業様のご支援もあり、2019年に警備ロボットの事業化に成功しました。今般のコロナの影響もあり世の中のデジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中で、弊社の警備ロボットも多くの需要を頂いています。事業化したとはいえ、まだまだ乗り越えるべき壁は多いですが、期待に応えられるように、スピード感を持って開発していきます。また、警備事業だけでなく、自律移動技術を適用することで、労働力不足の解決、高負荷作業の軽減等が達成できる分野へも進出していければと考えています。
- 展示ブースにて(ROSCon 2019)
- 発表の様子(ROSCon 2019)
NEDO担当者からのコメント
同社は、高度な自律移動制御技術を駆使して警備用の自律移動型ロボットを開発する、明治大学発のスタートアップです。「世界を変えない」というコンセプトで、少子高齢化による社会的課題の解決に先端技術の社会実装で応える同社の、益々の成長発展が期待されます。
本記事は、2020年7月発行の広報誌Focus NEDO No.77に掲載された内容となります。
最終更新日:2022年1月6日