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熱電発電デバイスと熱電発電システムの研究開発・製造・販売/株式会社Eサーモジェンテック設立

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  • 代表取締役 最高経営責任者  南部 修太朗 さん
2013年 株式会社Eサーモジェンテック設立。
2016年 NEDOシード期の研究開発型ベンチャーに対する事業化支援に採択。
2017年 NEDOベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(フェーズB)に採択。
2018年 NEDOベンチャー企業等による新エネルギー技術革新支援事業(フェーズC)に採択。 京都市ベンチャー企業目利き委員会にて、Aランクに認定。
2020年 NEDO新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業(フェーズC)に採択。 NEDO戦略的省エネルギー技術革新プログラムに採択。
2022年 近畿経済産業局「J-Startup KANSAI」に選定。
  • 熱電発電モジュールの画像
    湾曲したフレキーナ®(熱電発電モジュール)。
  1. Q1. NEDO支援事業をどのように活用?
  2. Q2. Eサーモジェンテックの“その先”とは?

Q1. NEDO支援事業をどのように活用?

NEDO事業により、独自コア技術「フレキーナ®(独自フレキシブル構造熱電発電モジュール)」を基に、現在環境中に莫大に排出されている300℃以下のさまざまな低温排熱を、初めて実用可能なコスト性能比の熱電発電で電気エネルギーに回収できるさまざまな要素技術を開発することができました。おかげさまで、この分野の世界のフロントランナーと注目されるスタートアップとして、今後大きく飛躍できる基礎を確立することができました。

※フレキーナ®は、株式会社Eサーモジェンテックの登録商標です。

Q2. Eサーモジェンテックの“その先”とは?

開発したさまざまな独自熱電発電要素技術を活用して、莫大な低温排熱を少しでも電気エネルギーとして回収する事業を、多くの協力企業と共に推進し、地球温暖化を抑え、持続可能な社会の構築に貢献します。このような熱電発電による自立電源システムは、さまざまな産業分野におけるIoTの本格的な普及を促進するとともに、災害に強く今後急速に普及が進むとされる分散型電源システム(VPP)の構築にも、大きく貢献すると期待されます。

NEDO事業で実用化したIoT用自立電源シリーズは、さまざまな工場での急速なIoTの普及を促進するキーデバイスとして期待が高まっており、さまざまな工場やプラントからの低温排熱回収に関する弊社への問い合わせ件数は、すでに400件を超えています。

まずは国内で事業展開を推進しますが、できるだけ早い段階で海外に展開することで、圧倒的な差別化優位性を保有し、この分野のグローバルスタンダード企業となることを目指します。

NEDO担当者からのコメント

高い熱回収効率で低温排熱にも対応可能な本技術の独自性は非常に高く、さまざまな客先ニーズへの応用も可能であり、着実に実績を積み上げてきています。これまでのNEDO事業成果が実用化され、社会に大きく貢献されることを期待します。

本記事は、2023年1月発行の広報誌Focus NEDO No.87に掲載された内容となります。

最終更新日:2023年3月2日