(活動報告)2025年度スタートアップの海外展開支援(Immersion Program)
NEDOの支援先スタートアップ等の海外展開の足掛かりとするため、“Immersion Program”をアメリカ合衆国・シリコンバレー地域(Silicon Valley Immersion Program:以降“SVIP”と表記)とフランス共和国・パリ(Europe Immersion Program:以降“EIP”と表記)で実施しております。
2025年度は、SVIPに8社、EIPに7社のスタートアップが参加しました。SVIPは2014年から、EIPは2022年から行っており、両プログラムを通して、2025年度まで累計110社のスタートアップの海外展開をサポートしています。
I.プログラム紹介動画
II.国内プログラム
シリコンバレーまたはパリでの現地プログラムの準備として、現地のアクセラレーター(※)に、本プログラムのために来日していただき、5日間かけて東京近郊で国内プログラムを実施しました。海外展開に必要とされるビジネスカルチャーの相違やフレームワークを理解するとともに、各社の状況に応じて、ビジネスプラン構築、ピッチ資料のブラッシュアップ等のレクチャーや個別メンタリングを行いました。
本プログラムを通して、海外展開に向けた自社の事業プランの再構築だけではなく、似たような課題を抱えているディープテックスタートアップ同士の交流によって、新たな発見や気づきが得られる有意義な機会となりました。
※アクセラレーター:スタートアップや起業家に伴走し、事業成長を助けるパートナーのこと。
SVIPはPlug and Play、EIPはWILCOとSINEORAにご協力をいただきました。
SVIP
シリコンバレーで活躍するスタートアップ・投資家による知見・経験の共有や米国市場に挑戦する際のポイントについて、レクチャーを実施しました。

EIP
フランスのみならずヨーロッパ全域で活用できる、自社の取組のプレゼンテーションでの伝え方やWebサイトの記載、SNS戦略等についてレクチャーを実施しました。

III.現地プログラム
シリコンバレーまたはパリ現地で、約1週間にわたり企業訪問、投資家との面談、ビジネスエキスパートによるメンタリング、ピッチイベントへの登壇等を行いました。現地の投資家や起業経験者等からは、複数回にわたってメンタリングや助言を受けることができました。またピッチイベントは多数のビジネスパーソンを呼び込み、大成功に終わりました。
SVIP
事業の説明時に“So what?”(つまりどういうこと?)と多数質問を受けたり、たき火を囲みながらビジネストークをしたりするなど、日本ではあまり見られないシリコンバレーらしさのある雰囲気を味わいつつ、現地での研修を行いました。

EIP
日本人だけでは難しいフランス企業や研究者とのミーティングのアポ取りをサポートいただくとともに、パリの有名観光地にも近いイベント会場でピッチイベントを行いました。

IV.2025年度参加スタートアップ
SVIP
- 1.株式会社Ashirase:視覚障がい者の歩行支援となる靴に装着する振動型ナビの開発・販売
- 2.bitBiome株式会社:微生物のゲノム解析技術を活用した創薬や食品開発
- 3.株式会社JiMED:脳波を用いた意思伝達支援機器の開発
- 4.株式会社ミーバイオ:微生物と光制御技術によるバイオ製造の研究開発
- 5.株式会社OOYOO:ガス分離膜技術によるCO2の回収・再利用技術の開発
- 6.ORLIB株式会社:高性能・高安全性の次世代二次電池の開発
- 7.株式会社QioN:イオン伝導膜を活用した新素材とデバイスの開発
- 8.株式会社VISION IV:合成ダイヤモンドを用いた半導体材料と電極の開発
EIP
- 1.株式会社3DC:先端炭素材料GMSを活用した機能性電池材料事業
- 2.株式会社amidex:歯を削らない治療、非侵襲的歯科治療支援技術
- 3.株式会社アジラ:行動認識AIで安全な空間づくりを支援
- 4.株式会社BiPSEE:VRを活用した没入型メンタルヘルス支援システム
- 5.株式会社デジリハ:モーションセンサー×ゲーミフィケーションでリハビリ支援
- 6.株式会社FOX:酸化ガリウム単結晶基板の革新的量産技術
- 7.VentEase株式会社:人工呼吸器患者を救う革新的医療機器開発
(参考)
最終更新日:2026年3月13日
NEDO's Immersion Program At Plug And Play: Helping Accelerate Japanese Startups