純国産⼤型低速2ストロークエンジンの商⽤機として初めて、次世代船舶向けゼロエミッション燃料であるアンモニアの混焼運転を開始しました
2025年5月1日
NEDOでは2021年度から「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発」として、2050年にゼロエミッション船を本格的に普及させるべく、水素燃料船およびアンモニア燃料船の開発、実船実証を行っています。
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(J-ENG)は、本事業においてアンモニアを燃料とする⼤型低速2ストロークエンジン開発を実施しており、この度、フルスケールエンジン初号機(実際の船舶に搭載するエンジン、7UEC50LSJA-HPSCR)でのアンモニア燃料混焼運転を開始しました。
J-ENGは、2023年5⽉に、試験⽤エンジンで、⼤型低速2ストロークエンジンとして世界初となるアンモニア混焼運転を開始して以来、約1年半に亘る各種試験運転の中で、⾼いアンモニア混焼率での安定した運転や、アンモニアの安全な取り扱いなど、多くの成果・知⾒を得ており、フルスケールエンジンはこれらを全てフィードバックしたものとなります。
J-ENGは、このフルスケールエンジンにおいて、今後、各種検証運転を実施し、本年10⽉に出荷予定です。その後、同エンジンはアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC;Ammonia-Fueled Medium Gas Carrier)に搭載され、実証運航を実施予定です。
詳細は下記のプレスリリースに掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
NEDOは本事業を通じて、我が国の造船業・舶用工業の国際競争力を強化するとともに、海運業も一体となって社会実装を進めることを目指します。