世界初、大型商船向け水素エンジンの水素燃料運転を開始しました
―水素燃料多目的船の実船実証に向けプロジェクトが本格加速します―
2026年3月31日
株式会社ジャパンエンジンコーポレーション(以下、ジャパンエンジン)は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「グリーンイノベーション基金事業/次世代船舶の開発/水素燃料船の開発」により、水素を燃料とする推進用大型2ストロークエンジンの開発を行っております。今般、実際に船舶に搭載するフルスケールエンジン(以下、本エンジン)が完成し、水素燃料による陸上運転試験に供したところ100%負荷で水素混焼率95%以上に達することを確認しました。この成果により大型舶用水素燃料エンジンの実用化に向け大きな一歩を踏み出すことになりました。
本エンジンは、今後、ジャパンエンジンで各種検証試験を実施したうえで、2027年初頭に出荷し、尾道造船株式会社が実証船として設計・建造する1万7500重量トン型水素燃料多目的船(以下、本船舶)の主機関として搭載し、また、本エンジンへ水素燃料を供給するシステム(MHFS※)は、川崎重工業株式会社が開発・製造したものを搭載する計画です。
本船舶は、2028年度から3年間にわたり、株式会社商船三井、商船三井ドライバルク株式会社の運航管理のもと、実証運航を行う予定です。また本エンジンやMHFSの開発、実証船の設計・建造・運航の各段階を通して、一般社団法人日本海事協会が安全性に関する評価を行います。
NEDOは、これら事業を推進することで「水素燃料による外航商船の実用化」という新たな挑戦を通じて、船舶分野における温室効果ガスの排出量削減に貢献してまいります。
2026年3月27日(金)にジャパンエンジンのWebサイトにてニュースリリースが公開されていますので、ぜひご覧ください。
※MHFS(Marine Hydrogen Fuel System)
株式会社ジャパンエンジンコーポレーションのニュースリリース