EPA/DHAに続く第三の健康脂質HYAを世界に供給するためNoster株式会社が関西文化学術研究都市に『次世代バイオ工場』を構築することになりました
2025年12月19日
Noster株式会社(以下NOSTER)は、NEDO(国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)から「イノベーション実用化ベンチャー支援事業」(2014年度)、「中堅・中小企業への橋渡し研究開発促進事業」(2015~2017年度)、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発/産業用物質生産システム実証」事業(2021~2024年度)の支援を経て、EPA/DHAに続く「第三の健康脂質」HYA®(10-hydroxy-cis-12-octadecenoic acid、10-ヒドロキシ-シス-12-オクタデセン酸)の微生物発酵による生産技術を確立し、この度、関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に腸内代謝物科学(Postbiotics Scienceポストバイオティクス サイエンス)を基盤とした『次世代バイオ工場』と研究拠点を整備することに致しました。
HYAは植物油のリノール酸を腸内細菌が変換してできる代謝物(メタボライト)です。HYAには炎症、代謝、腸管・皮膚に関する学術研究報告が増えておりEPA/DHAに続く「第三の健康脂質」として新しい選択肢となりうる可能性が示唆されています。
NOSTERは京都大学と共同で、世界で初めてHYAの代謝経路を解明し、海洋資源(魚油)に依存しない、微生物発酵による生産技術を確立しました。2027年秋の稼働を目指し、世界に向けた安定的な供給体制をもつ『次世代バイオ工場』の整備を進めています。
またNOSTERは、研究拠点を通じて腸内代謝物科学の研究を推進し、腸内代謝物を基盤に医療と日常の境界を越える“フルヘルス社会”の実現に貢献してまいります。
2025年12月17日(水)にNOSTERのWEBサイトにてニュースリリースが公開されていますので、ぜひご覧ください。