坂口志文博士のノーベル生理学・医学賞受賞のお祝い
2025年10月8日
大阪大学 免疫学フロンティア研究センター 特任教授 坂口志文博士のノーベル生理学・医学賞受賞に際し、心からお祝いを申し上げます。
今回の受賞理由は、「過剰な免疫反応を抑える制御性T細胞の発見」とのことです。
NEDOは、2006年度から2010年度に実施した「新機能抗体創製技術開発/新機能抗体創製技術開発」の一部で、坂口博士の研究を支援しました。本技術開発は、産業上有用と考えられるタンパク質やその複合体を特異的に認識する抗体を創製する際の技術課題の克服、抗体の製造コスト低減の実現に貢献しました。
また、2017年度から2018年度にかけて、坂口博士らが創立した創薬スタートアップ(レグセル社)に対して、「エフェクターT細胞から制御性T細胞への機能転換技術の開発」を支援しました。
改めて、坂口博士の受賞を心からお祝い申し上げるとともに、NEDOは、今後も我が国の「エネルギー・地球環境問題の解決」と「産業技術力の強化」を目指し、より一層の努力を続けて参ります。