注目技術分野の最新動向をまとめた「TSC Foresight」を公表
―「人工知能×ロボット」、「人工知能を支えるハードウェア」の2分野―
2018年10月31日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 石塚博昭
NEDOは、「人工知能×ロボット」、「人工知能を支えるハードウェア」の2つの分野について、最新技術の動向や技術課題、市場予測をまとめたレポート「TSC Foresight」を公表しました。
1.概要
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の技術戦略研究センター(Technology Strategy Center、以下「TSC」という。)では、注目技術分野に関する最新技術の動向や技術課題などをまとめたレポート「TSC Foresight」を作成し、公表しています。本レポートは、ビジョンや技術課題を産学官で共有し、異分野・異業種の連携、技術の融合などを促進させることで、日本のさらなるイノベーションの実現に貢献することを目的として、これまでに28の注目技術分野について公表してきました。
本日、NEDOは、新たに「人工知能×ロボット」、「人工知能を支えるハードウェア」の2分野についてまとめた「TSC Foresight」を公表しました。
WEB同時公開
2.今回の公表分野の概要
(1)人工知能×ロボット
高齢化による介護問題や労働者不足、災害対応などの社会的課題を抱える中、解決策の一つとして、人工知能(AI)技術を搭載し、自律性、社会性、適応性を備えた高度なロボットの出現が期待されています。今回のレポートでは、AIとロボットを組み合わせた技術分野に関する市場規模予測や各国の開発動向、国内の研究開発プロジェクトの状況、課題、日本の技術開発の方向性を示しています。
(2)人工知能を支えるハードウェア
AI技術の進展には、半導体チップやサーバーといったハードウェアが不可欠です。今回のレポートでは、人の脳のように思考する「脳型コンピューティング」や、組み合わせ最適化問題を解くための「量子アニーリング」などの次世代コンピューティング技術を実現するハードウェアの開発状況を俯瞰、分類・整理し、今後の方向性を示しています。
3.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 技術戦略研究センター 担当:浮田、服部 TEL:044-520-5150
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:藤本、髙津佐、坂本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp