注目技術分野の最新動向などを紹介する「『TSC Foresight』セミナー」を開催へ
―「AIを活用したシステムデザイン(AASD)技術」分野―
2019年6月12日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
理事長 石塚博昭
NEDOは、モノづくり現場の生産性向上への貢献が期待される「AIを活用したシステムデザイン(AASD)技術」分野について、有識者による最新技術の紹介や将来の技術開発の方向性の討議を行う「『TSC Foresight』セミナー」を、7月12日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催します。
1.概要
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の技術戦略研究センター(Technology Strategy Center、以下「TSC」という。)では、注目度が高まっている技術分野に関する最新動向や技術課題をまとめたレポート「TSC Foresight」を公表するとともに、「『TSC Foresight』セミナー」を開催しています。本セミナーでは、ビジョンや技術的課題を共有し、イノベーションに貢献することを目的として、「TSC Foresight」の説明のほか、各分野の有識者による最新技術の紹介や将来の技術開発の方向性についての討議を行います。
今般、NEDOは、新たな注目技術分野として、モノづくり現場の生産性向上への貢献が期待される「AIを活用したシステムデザイン(AASD)技術」を定め、同分野に関する「『TSC Foresight』セミナー」を7月12日にイイノホール&カンファレンスセンター(東京都千代田区)で開催します。
「AIを活用したシステムデザイン(AASD)技術」とは、文書化されたノウハウや過去のトラブル事例など製造業の現場に蓄積された情報をAIが字面ではなく、その意味を理解した検索や別分野の用語への翻訳を行い、工程や分野の垣根を越えて活用することを目指す技術です。特に設計開発工程において、上流工程への手戻りを減らすことで生産性の向上が見込まれます。また、AI技術においても技術動向を踏まえた上で、挑戦的な開発要素を含んだ問題設定を行っており、製造業との連携によりIT企業単独では見つけにくい視点からの技術開発が期待されます。
当日は同分野について、「TSC Foresight」をセミナーで配布するとともに、NEDOのWEBで公開します。
(WEB公開予定ページ) 『TSC Foresight』とセミナー発表資料
2.「TSC Foresight」セミナー
- (1)開催日時
- 2019年7月12日(金) 13時00分~17時00分
(受付開始:12時30分) - (2)開催会場
- イイノホール&カンファレンスセンター Room A
(東京都千代田区内幸町2-1-1) - (3)プログラム
- ・基調講演:「構造化文書とソサエティ 5.0」
- 橋田 浩一(国立大学法人東京大学 大学院情報理工学系研究科
ソーシャルICT研究センター 教授、TSC フェロー) - ・招待講演:「AIを応用した暗黙知の活用に関して(仮)」
- 山本 直人(KPMGコンサルティング株式会社 SGI AIT ディレクター)
- ・招待講演:「自然言語理解技術の動向」
- 戸次 大介(国立大学法人お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 准教授)
- ・パネルディスカッション:「知識の活用が支える日本のものづくり」
-
- モデレータ:
- 髙木 宗谷(TSC フェロー)
- パネリスト:
- 橋田 浩一(国立大学法人東京大学 大学院情報理工学系研究科
ソーシャルICT研究センター 教授、TSCフェロー)
山本 直人(KPMGコンサルティング株式会社 SGI AIT ディレクター)
戸次 大介(国立大学法人お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 准教授)
山本 知幸(NEDO TSC 新領域・融合ユニット(ロボット・AI) 研究員)
※その他、複数の大手自動車メーカーの関係者が登壇予定
- (4)参加申込
- 参加費無料。以下の『お申し込みフォーム』から事前登録が必要になります。
3.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 技術戦略研究センター 担当:大久保、大石 TEL:044-520-5150
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:佐藤、坂本、中里 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp