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水素閣僚会議特別イベントを開催しました

2020年10月15日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 石塚博昭

NEDOと経済産業省は、10月14日(水)に「水素閣僚会議特別イベント」を開催しました。オンライン開催となった本会議では、13人の閣僚を含む23の国・地域・国際機関の代表者、そして各企業の代表者からメッセージをいただき、水素社会構築に向けた世界の気運の維持拡大に向けて、水素製造や利活用に向けた取組を共有し、脱炭素化における水素の役割や技術開発、制度のハーモナイゼーションの必要性や一層の国際協力の強化について、認識を共有しました。

1.概要

  • :2020年10月14日(水)
  • :オンライン開催
  • :経済産業省及び国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
  • 参加者(登録者)数:約2800人
  • 講演者等:23の国・地域・国際機関等の代表者、企業の代表者等
<閣僚セッション>
アルゼンチン、オーストラリア、ブルネイ、カナダ、欧州委員会(EC)、フランス、ドイツ、水素協議会(HC)、国際エネルギー機関(IEA)、国際水素・燃料電池パートナーシップ(IPHE)、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、オマーン、ポーランド(気候・環境省、開発省)、ポルトガル、ロシア、シンガポール、南アフリカ、アラブ首長国連邦、イギリス
<民間セッション>
〔1〕 モビリティプラットフォーム
Ballard Power Systems、ボッシュ、岩谷産業、国際協力銀行、Linde Engineering、MICHELIN (Former CEO of SYMBIO)、三井物産、トヨタ自動車
〔2〕 サプライチェーンプラットフォーム
bp、千代田化工建設、Equinor、日独エネルギー変革評議会、JERA、川崎重工業、三菱商事、Shell
〔3〕 地域水素社会モデルプラットフォーム
旭化成、バイエルン州経済省、ロサンゼルス市、ENGIE、三菱パワー、Nel、日本製鉄、Stedin、東芝

2.内容

水素は、エネルギーシステムの脱炭素化を実現するキーテクノロジーであり、世界各国で水素の製造や利活用に向けた様々な取組が進められています。

今回のイベントでは、昨年の第2回会合において水素社会に向け各国が取り組むべき具体的な行動の指針として発表した、「グローバル・アクション・アジェンダ(GAA)」に関連する各国・機関の取組の進捗をまとめたプログレスレポート(GAA Progress Report)を発表するとともに、水素社会の実現に向けて取り組む23の各国政府の閣僚、国際機関、産業界のリーダーから、今後の取組の方向性等を発表・共有しました。

この中で、コロナ禍でも水素社会の実現に向けて着実に取り組んでいくことや、脱炭素化に不可欠なエネルギーとしての水素の重要性、水素の利活用促進に向けたコストの低減、技術開発、各国制度等の調和の必要性について参加閣僚等から発表され、その認識を共有しました。

(1)閣僚セッション

梶山経済産業大臣より冒頭挨拶を行い、前回開催からの各国・国際機関等の水素に関する主要な取組をまとめた「グローバルアクションアジェンダ・プログレスレポート」を発表しました。また、世界最大の再エネを活用した水素製造装置の稼働、国際水素サプライチェーン構築に向けた世界初の実証事業等、世界をリードする日本の取組について発表を行うとともに、次回の水素閣僚会議においてIEAと緊密に協力する旨述べました。

また、IEAのファティ・ビロル事務局長より基調講演が行われ、クリーンなエネルギーへの転換に向け水素が不可欠であること、水素閣僚会議が世界の水素利活用に向けた取組の加速に大きな役割を果たしていること等が述べられました。また、IEAからも、次回水素閣僚会議において、日本と一層協力し、各国の取組や国際的な連携を促進するため、世界の水素社会に向けた取組の羅針盤となるような、世界における取組の現状をまとめたレポートとして「世界水素レビュー」を毎年作成し、各国の進捗状況、課題やベストプラクティスを世界で共有していく旨、述べました。

さらに、グローバルな水素利活用に高い関心を持つ国・地域・国際機関の代表者からは、本会議を開催する日本のリーダーシップへの感謝とともに、多くの国々で策定されはじめた水素戦略等の最近の水素政策の紹介や脱炭素化に向けた水素の役割、水素製造コストの低減等に向けた技術開発、実証、スケールアップの必要性、国際的な制度や規制のハーモナイゼーション等国際協力の重要性について発表がなされました。

(2)民間セッション

世界各国で水素の供給や利活用に取り組むリーダー企業等が、モビリティ、サプライチェーン、地域水素社会モデルの3つの分野における世界の最新動向や水素の利用拡大に向けた展望について講演を行いました。参加企業からは、電化が困難な産業や輸送、発電の分野の脱炭素化の手段として水素が不可欠であるという認識が示された他、近年、運輸部門における水素利用先として期待の高まっている商用車への水素・燃料電池の活用に向けた取組、国際的な水素サプライチェーンの構築に向けた取組、再エネを活用した水電解装置による大規模な水素製造プロジェクトや、米国ロサンゼルス港、ドイツのバイエルン州等、地域において水素の利活用に取り組む先進的な事例が共有されました。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 次世代電池・水素部 担当:大平、楠原、鈴木、堀之内 TEL:044-520-5261­

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:鈴木(美)、坂本 TEL:044-520-5151­ E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp

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