NEDOと浪江町が水素活用に関する協定を締結
―「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で製造した水素を供給―
2020年10月26日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
浪江町
NEDOと福島県浪江町は本日、水素の普及拡大に向け連携・協力する基本協定を締結しました。本協定に基づく初の取り組みとして、浪江町が「道の駅なみえ」に設置した純水素型燃料電池に「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」で製造した水素を供給し、11月から施設内の一部に電力供給および熱供給を行う予定です。今後も、NEDOと浪江町はFH2Rで製造した水素の利活用や情報発信に取り組み、水素の普及拡大をけん引していきます。
1.概要
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、福島県浪江町に建設した再生可能エネルギーを利用した世界最大級の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)」※において、低コストでクリーンな水素製造技術の確立を目指しています。一方、浪江町は「浪江町復興計画【第二次】」(2017年3月)において、「エネルギーの地産地消の実現と新しい産業の創出」を目指すとともに、2020年3月5日には「ゼロカーボンシティ」を宣言し「水素社会実現の先駆けとなるまちづくり」に向けた取り組みを進めています。
このような背景の下、NEDOと浪江町は本日、水素の普及拡大を視野に連携・協力する基本協定を締結しました。本協定に基づく初の取り組みとして、浪江町が「道の駅なみえ」に設けた純水素型燃料電池にFH2Rで製造した水素を供給します。これにより、11月から施設内の一部に電力供給および熱供給を行う予定です。今後も、NEDOと浪江町はFH2Rで製造した水素の利活用や情報発信に取り組み、水素の普及拡大をけん引していきます。
【協定の概要】
- (1)名称
- 「福島水素エネルギー研究フィールド」を活用した水素の普及拡大に向けた取り組みに関する浪江町と国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構との連携・協力に関する基本協定
- (2)連携・協力事項
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- FH2Rにて製造された水素の活用およびそれを通じた水素エネルギー導入の推進・研究開発に向けてそれぞれが実施する事業などへの相互協力
- FH2Rを中心とした水素エネルギーに関する広報・啓発活動
- (3)期間
- 2020年10月26日から2022年3月31日まで
【注釈】
- ※ 福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)
- 2020年3月7日に開所式を実施。
再エネを利用した世界最大級の水素製造施設「FH2R」が完成(2020年3月7日ニュースリリース)
2.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 次世代電池・水素部 担当:大平、小島、鈴木 TEL:044-520-5261
浪江町 産業振興課 担当:渡邉(知) TEL:0240-34-0248
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:坂本、鈴木(美) TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp