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短信レポート「ウェルビーイング社会の実現に貢献するマテリアル技術」を公表

2020年12月17日
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
理事長 石塚博昭

NEDOは、世界的に期待が高まっている「ウェルビーイング社会」の実現に向け、マテリアル技術による貢献の可能性について調査・分析し、TSC Foresight短信レポート「ウェルビーイング社会の実現に貢献するマテリアル技術」として公表しました。ウェルビーイングとは、幸福感を意味し、社会の中で思いやりや共感を通していきいきと活動する状態のことです。本レポートでは、「ウェルビーイングの促進」や「レジリエンス(回復力)の強化」の観点からマテリアル技術を発展させることで、ウェルビーイング社会の実現を後押しできると分析しています。

NEDOは、本レポートにより新たなマテリアル技術に関わる議論が広く喚起されていくことを期待するとともに、今後もさまざまな技術分野に係る調査・分析を通じて、世界が直面している課題解決に貢献していきます。

1.概要

デジタルテクノロジーの発展は私たちに便利さや効率化の恩恵をもたらしました。新型コロナウイルス禍や近年頻発する激甚災害などを機に、さらに人に寄り添う技術へ進展することへの期待が高まっています。このような中、世界の人々は幸福感を意味し、社会の中で思いやりや共感を通していきいきと活動する状態を指すウェルビーイング(Well-being)に大きな関心を寄せており、日本でも政府の科学技術・イノベーション基本計画の検討において、目指すべき社会の実現にはウェルビーイングが重要であること、そしてその実現を支える基盤技術としてマテリアル技術が挙げられています。

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、こうした社会情勢を踏まえてマテリアル技術に関わる情報を分析した結果、「ウェルビーイングの促進」と「レジリエンス(回復力)の強化」の二つの視点で新たなマテリアル技術の開発と普及を進めることによりウェルビーイング社会の実現に貢献できるとの見通しをまとめました。また、ウェルビーイング社会が実現することで、さまざまな分野で世界が直面している社会課題も解決されていくことが期待されます。

2.「ウェルビーイング社会の実現に貢献するマテリアル技術」のポイント

ウェルビーイング促進とレジリエンス強化につながるマテリアル技術の開発を進めることが、さまざまな社会課題の解決に社会全体として共創的に取り組む原動力となり、ウェルビーイング社会の実現に貢献すると期待されます。

・ウェルビーイングを促進するマテリアル技術

人に寄り添い、思いやりや共感を生み出すウェルビーイングを支える技術へのニーズが高まる中、NEDOは今回、マテリアル技術がウェルビーイングの促進に貢献でき、特に人体・感覚情報を利活用する技術が重要となることを明らかにしました。またそうした技術を普及させることで日本のモノづくり力強化につなげることも可能であり、さらに次世代通信などの周辺インフラと併せて社会実装していくことで、広く社会全体へウェルビーイングを普及できると見込んでいます。

・レジリエンスを強化するマテリアル技術

不測の事態に対応可能なレジリエンスもまた、ウェルビーイングの促進に重要になります。特に、近年頻発する激甚災害に対応するために、環境保全や安全・安心への視点からレジリエンスの強化が課題となっています。NEDOでは、新たな価値としてレジリエンス機能を有するインフラ用構造材料の開発が、安全・安心な住宅などのインフラ整備に重要であり、ウェルビーイング社会に寄与すると予測しています。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO 技術戦略研究センター 担当:福田、星 TEL:044-520-5150

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:鈴木(美)、坂本 TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp