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NEDOと東京農工大学が起業家支援に関する相互協力の覚書を締結
―大学発スタートアップの創出や支援人材の育成などで連携―

2022年2月18日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
国立大学法人東京農工大学

NEDOと東京農工大学は本日、東京農工大学発スタートアップの創出に向けた支援やスタートアップ支援人材の育成などに連携して取り組むことに合意し、相互協力の覚書を締結しました。ビジネスプランコンテストなどを通じて大学発スタートアップの創出を促進するほか、スタートアップ支援やオープンイノベーション推進のための人材育成などを実施していく予定です。

このような取り組みにより、NEDOと東京農工大学はスタートアップエコシステムのさらなる裾野拡大やイノベーション創出環境の整備に貢献していきます。

1.概要

産業技術におけるイノベーションの担い手として知的財産や研究開発成果などの技術シーズを有する大学への注目が高まる中、それらを社会実装する手段として、大学発スタートアップの創出・育成が重要視されています。NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)はこれを踏まえ、大学発スタートアップや起業家への支援に積極的な大学と相互協力について覚書を順次締結し、大学と連携したスタートアップ支援に取り組んでいます。

この一環として本日、NEDOと国立大学法人東京農工大学は東京農工大学発スタートアップの創出に向け、相互協力する覚書を締結しました。ビジネスプランコンテストなどによるスタートアップの創出促進のほか、スタートアップ支援やオープンイノベーション推進のための人材育成などに取り組む予定です。なお、NEDOと大学による起業家支援の相互協力に関する覚書としては、国立大学法人金沢大学、国立大学法人千葉大学などに続き15例目となります。

NEDOと東京農工大学はこうした取り組みを通じて、研究開発型スタートアップが次々と誕生し成功事例を積み重ねていくスタートアップエコシステムのさらなる裾野拡大と、イノベーション創出環境の整備に貢献していきます。

2.覚書の内容

【1】大学発スタートアップ創出に向けた活動の活性化

東京農工大学の大学発スタートアップ創出に向けたビジネスプランコンテストや、NEDOの「NEDO Technology Commercialization Program(TCP)※1」が連携し、東京農工大学発スタートアップの創出に向けた支援を行います。

【2】研究開発型スタートアップのための伴走型支援人材やオープンイノベーション推進人材の育成

NEDOが実施する高度専門支援人材の育成事業やオープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)※2の活動などに東京農工大学の人材を優先的に受け入れ、研究開発型スタートアップのための伴走型支援やオープンイノベーション推進のための人材を育成します。

【3】NEDOカタライザーの派遣

東京農工大学発スタートアップや起業を目指す人からの相談に対し、NEDOカタライザー※3を無料で派遣します。

【注釈】

※1 NEDO Technology Commercialization Program(TCP)
技術を基に起業して事業を大きく拡大させたいと考えている起業家、起業家予備群、起業意識のある研究者などを支援するためのプログラムです。ビジネスプラン構築の研修とメンタリング支援による教育プログラムの提供、マッチング機会提供を兼ねたピッチコンテストを開催しています。
※2 オープンイノベーション・ベンチャー創造協議会(JOIC)
大企業やスタートアップ企業のマッチング推進やピッチイベント、ワークショップなどの開催を通じて、国内のオープンイノベーションの発展や活性化を目指す民間団体です。
※3 NEDOカタライザー
NEDOが委嘱した、スタートアップ支援経験の豊富な有識者(技術経営アドバイザー)です。

3.問い合わせ先

(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)

NEDO イノベーション推進部 担当:橋詰、杉山、金子 TEL:044-520-5173
東京農工大学 研究支援課研究推進室 担当:千葉 TEL:042-367-5944

(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)

NEDO 広報部 担当:鈴木、坂本、橋本、根本
TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press@ml.nedo.go.jp

  • 新聞、TVなどで弊機構の名称をご紹介いただく際は、“NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)”または“NEDO”のご使用をお願いいたします。

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