第5回水素閣僚会議を開催しました
2022年10月7日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
NEDOと経済産業省は、国際エネルギー機関(IEA)と連携し、東京GXウィークの一環として、9月26日に、第5回水素閣僚会議を開催しました。
会議の成果として、東京宣言およびグローバル・アクション・アジェンダの進展の加速と拡大に向けた議長サマリーをとりまとめ、2030年に向けて再生可能エネルギー由来の水素および低炭素水素を少なくとも9千万トンとする追加的なグローバル目標を各国と共有しました。
1.概要
- 日時:2022年9月26日(月) 8時00分から17時00分
- 場所:ホテルニューオータニ東京/オンライン形式
- 主催:経済産業省およびNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
- プログラム概要:
- 閣僚会合(非公開)
- 閣僚スピーチセッション
- 民間セッション
- テーマ1:水電解
- テーマ2:産業利用(製鉄、熱利用、化学)
- テーマ3:水素製造に伴う温室効果ガス排出量の計算方法
第5回水素閣僚会議には、ビデオスピーチでの参加を含め、15人の閣僚を含む30カ国・地域・国際機関が参加しました。
会議の成果として、東京宣言※1およびグローバル・アクション・アジェンダ※2の進展の加速と拡大に向けた議長サマリーをとりまとめ、「2030年に向けて再生可能エネルギー由来の水素および低炭素水素を少なくとも9千万トンとする追加的なグローバル目標」、「エネルギー安全保障および気候変動対応に向けて水素の重要性の高まり」、「水素供給量および需要量を拡大するために新たな国や地域の水素関連取り組みへの参加の促進の必要性」、「水素の利活用促進に向けて各国が適切な支援措置を講じていくことの必要性」、「国際水素サプライチェーン構築の加速の必要性」、「技術協力および、規制、規格・基準のハーモナイゼーション、標準化の推進の重要性」などを共有しました。
会議のアーカイブは準備でき次第、公式ウェブサイト※3上に公開します。
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図1 閣僚会合の様子
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図2 西村経済産業大臣のスピーチ
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図3 「民間セッション:水電解」の様子
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図4 「民間セッション:産業利用(製鉄、熱利用、
化学)」の様子 -
図5 「民間セッション:水素製造に伴う温室効果
ガス排出量の計算方法」の様子
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図6 NEDO石塚理事長の閉会挨拶
【注釈】
- ※1 東京宣言
- 2018年の第1回水素閣僚会議で議長サマリーとして策定しました。水素社会の実現に向けて以下の項目について協力する重要性を確認しました。
- 技術協力および、規制、規格・基準のハーモナイゼーション、標準化の推進
- 水素の安全性およびサプライチェーンに関する情報共有および国際共同研究開発の推進
- CO2および他の汚染物質を削減する水素の可能性調査・評価
- コミュニケーション、教育およびアウトリーチ
- ※2 グローバル・アクション・アジェンダ
- 2019年の第2回水素閣僚会議で議長サマリーとして策定されました。東京宣言実現に向けたグローバル・アクション・アジェンダとして、東京宣言の四つの柱に沿って取り組むべきアクションを提示しました。
また、「今後10年で燃料電池システム1千万台、水素ステーション1万カ所を整備する(10・10・10)」といった、野心的な世界目標を共有しました。 - ※3 公式ウェブサイト
水素閣僚会議公式ウェブサイト
関連資料
- 第5回水素閣僚会議 議長サマリー (英語)(54KB)
- 第5回水素閣僚会議 議長サマリー (仮訳)(179KB)
- 会議総括 Summary Statement(596KB)
2.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO スマートコミュニティー・エネルギーシステム部 担当:田中、新村
TEL:044-520-5261
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:根本、坂本、鈴木、橋本
TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp
E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。
- 新聞、TVなどで弊機構の名称をご紹介いただく際は、“NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)”または“NEDO”のご使用をお願いいたします。
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