「J-Startup KANSAI」の新たな選定企業を発表
―関西の有望スタートアップ17社を選定!―
2022年10月20日
NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)
NEDO、近畿経済産業局などが務めるJ-Startup KANSAI事務局は、このたび関西の有望なスタートアップを地域ぐるみで支援する事業「J-Startup KANSAI」の対象企業として17社を追加選定しました。
従来の「推薦枠」に加えて「応募枠」を新設することで、将来の成長可能性を秘めたスタートアップのさらなる掘り起こしを目指した結果、「推薦枠」から12社、「応募枠」から5社を選定しました。
今後、選定企業に対して、公的機関と民間企業が連携して集中支援を実施することで、選定企業の飛躍的な成長をサポートします。

表1 「J-Startup KANSAI」の対象企業に追加選定された17社
No | 枠 | 選定企業名(五十音順) | 本社 |
1 | 推薦 | イーセップ株式会社 | 京都府相楽郡 |
2 | 推薦 | 株式会社イムノセンス | 大阪府大阪市 |
3 | 推薦 | 大阪ヒートクール株式会社 | 大阪府箕面市 |
4 | 推薦 | 株式会社Casie | 京都府京都市 |
5 | 推薦 | 株式会社ギフトパッド | 大阪府大阪市 |
6 | 推薦 | 株式会社SIRC | 大阪府大阪市 |
7 | 推薦 | 株式会社人機一体 | 滋賀県草津市 |
8 | 推薦 | Symbiobe株式会社 | 京都府京都市 |
9 | 推薦 | トレジェムバイオファーマ株式会社 | 京都府京都市 |
10 | 推薦 | 株式会社ナティアス | 兵庫県神戸市 |
11 | 推薦 | 株式会社ネットオン | 大阪府大阪市 |
12 | 推薦 | Flora株式会社 | 京都府京都市 |
13 | 応募 | 株式会社Eサーモジェンテック | 京都府京都市 |
14 | 応募 | 株式会社インゲージ | 大阪府大阪市 |
15 | 応募 | 株式会社EX-Fusion | 大阪府吹田市 |
16 | 応募 | 株式会社TearExo | 兵庫県神戸市 |
17 | 応募 | フィッシュ・バイオテック株式会社 | 大阪府豊中市 |
1.J-Startup KANSAI追加選定
このたび、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)、近畿経済産業局などが務めるJ-Startup KANSAI事務局は、関西の有望なスタートアップ17社(推薦枠:12社、応募枠:5社)をJ-Startup KANSAI企業として追加選定しました(表1、別紙1(805KB)参照)。年度内に選定式を開催する予定です。
【推薦枠】
「地域で選び・応援する」との観点から、関西を代表する起業家、ベンチャーキャピタリスト、アクセラレーターなど、関西のスタートアップに精通する88名(別紙2(167KB)参照)からの推薦を基に選定しました。選定においては、(1)理念・ミッション、(2)新規性・独創性、(3)優位性、(4)成長性、(5)国際性の五つの視点を評価基準としています。
なお、本社所在地府県別の選定企業数は、京都府5社、大阪府5社、兵庫県1社、滋賀県1社となります。
【応募枠】
将来の成長可能性を秘めたスタートアップのさらなる掘り起こしを目指す目的で、今回新設しました。応募のあったスタートアップについて、関西で活動するベンチャーキャピタリストなど10名が評価を行い、選定しました(別紙3(53KB)参照)。評価は、投資先としての将来性(得られるリターンへの期待)を基準とし、仮想出資額※1によって行いました。
なお、本社所在地府県別の選定企業数は、京都府1社、大阪府3社、兵庫県1社となります。
2.選定企業へのサポート
選定企業に対しては以下の支援を実施していきます。
■J-Startup KANSAI特設サイトによる企業PR
■J-Startup KANSAIサポーター(97社)による支援(別紙4(120KB)参照)
■海外有力スタートアップ関連イベントへの出展支援(J-Startupパビリオンへの参加優遇)
■各種補助金などの支援施策における支援
■事務局による選定企業への積極的な支援(大企業・自治体とのマッチング支援など)など
【J-Startup KANSAI支援例:大企業とのマッチングイベントの開催】
スタートアップと大手企業との新たな連携のカタチとして、社内外のネットワークやさまざまな知識・ノウハウ、行動力を持ち、関西で主に活動する大手企業の中堅・若手を中心とする「越境人材」と、J-Startup KANSAIとの協業に向けたマッチングイベントを実施。
第1回:2022年8月23日(火)@QUINTBRIDGE(大阪府大阪市) 主催:近畿経済産業局(J-Startup KANSAI)、NTT西日本 QUINTBRIDGE
登壇スタートアップ2者 越境人材15名 その他参加者約150名(オンライン参加含む)
イベント後、個別面談を希望した越境人材は両スタートアップともに5者ずつ。現在、随時面談中。
3.J-Startup KANSAIの概要
経済産業省のJ-Startupプログラム(事務局:経産省、JETRO、NEDO)の地域展開として、2020年9月に開始しました。2021年までに関西から全国・世界へはばたく有望なスタートアップ41社を選定し、内閣府のスタートアップ・エコシステム拠点形成事業と連動しながら、公的機関と民間企業が連携して集中支援を実施しています。
J-Startup KANSAIでは、関西発の有望なスタートアップ企業群を明らかにし、地域ぐるみで起業家を応援・支援する仕組みを構築することで、地域が起業家を生み、育てる好循環(=「エコシステム」)の強化を目指しています。
【J-Startup KANSAI選定企業の活躍例】
リージョナルフィッシュ | シリーズBで約20.4億円の資金調達(2022年9月) |
京都フュージョニアリング | 総額20億円の資金調達(2022年2月) |
glafit | シリーズBで約10億円の資金調達(2021年11月) |
AFIテクノロジー | SCREENホールディングスによる子会社化(2022年7月) |
リモハブ | エア・ウォーターによる子会社化(2022年3月) |
サグリ | 環境スタートアップ事業構想賞 受賞(2022年2月) |
BABYJOB | 日本サブスクリプションビジネス大賞2020 グランプリ受賞(2020年12月) |
フツパー | サポーター(京都試作ネット)との協業実用化・販売(2022年7月) |
Lean on Me | 静岡県磐田市と連携協定締結(2021年11月) |
-
図2 過去の選定式の様子
4.J-Startup KANSAI事務局
近畿経済産業局、京都府、京都市、大阪府、大阪市、堺市、兵庫県、神戸市、INPIT関西、JETRO大阪本部、NEDO関西支部
【注釈】
- ※1 仮想出資額
- 応募枠の各評価委員が与えられた出資総額と1社あたりの上限額の範囲内で出資額を仮想的に配分し、それらの総額を仮想出資額とする。仮想出資額はあくまでも評価点の代替であることを考慮し、評価委員が所属する組織や個人の投資方針(分野やステージ)は考慮しない。また、早期ステージの応募者が不利とならないよう事業の進捗やステージなどの時間軸を考慮して出資額を配分しない。
5.問い合わせ先
(本ニュースリリースの内容についての問い合わせ先)
NEDO 関西支部 担当:齋藤 TEL:06-4965-2130
(その他NEDO事業についての一般的な問い合わせ先)
NEDO 広報部 担当:鈴木、坂本、橋本、根本
TEL:044-520-5151 E-mail:nedo_press[*]ml.nedo.go.jp
E-mailは上記アドレスの[*]を@に変えて使用してください。
- 新聞、TVなどで弊機構の名称をご紹介いただく際は、“NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)”または“NEDO”のご使用をお願いいたします。