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「第7回「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)」を開催」「石塚理事長が第2回RD20(Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)で講演」

2020年10月9日

「東京ビヨンド・ゼロ・ウィーク」の一環として、NEDOと経済産業省は9月28日から5日間及び10月7日、8日の2日間、「Innovation for Cool Earth Forum(ICEF)」第7回年次総会を開催しました。NEDO石塚理事長は10月8日、クロージングセッションにおいて、主催者として閉会挨拶を行いました。また、NEDO石塚理事長は10月9日、NEDOが共催する、第2回RD20(Research and Development 20 for Clean Energy Technologies (クリーンエネルギー技術に関するG20各国・地域の国立研究所等のリーダーによる国際会議))(主催:国立研究開発法人産業技術総合研究所)におけるリーダーズセッションにおいて、講演を行いました。

<ICEF>

ICEFは、気候変動問題をエネルギー・環境分野のイノベーションとその普及によって解決するため、世界をリードする産学官の関係者が一堂に会し、議論と協力を促進することを目的としています。安倍前首相が提唱し、2014年から日本で毎年開催しています。7回目を迎える本年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、初のオンライン会議として開催しました。

本年次総会には、約80の国・地域から1,300人以上が参加登録し、ICEFのコンセプトである「CO2ネット・ゼロ・エミッションの達成」という目標を掲げつつ、今年度は、「Action toward "Beyond Zero" emissions society in light of COVID-19; with a focus on gender equality. 」をテーマに掲げ、コロナ禍の影響の中、いかにして排出ゼロを達成し、さらにその先へ、つまり排出済CO2までも削減していくのか、女性活躍がゼロエミ社会促進の鍵と捉えつつ議論しました。また、本分野における世界のイノベーション先進事例の認知度向上を目的として、ICEF参加者の投票により20件の最終候補の中からICEFトップ10イノベーションの選定も行いました。

<RD20>

RD20は、産業技術総合研究所が主催し、クリーンエネルギー技術と国際連携に焦点を当てたG20各国の主要研究機関による国際的な会議です。今次会合からNEDOも共催機関の1つとして参加しています。今次会合は、新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、海外からの参加者はオンラインで参加する形で開催しました。

リーダーズセッションにおいては、石塚理事長が、NEDOが本年2月に策定した「持続可能な社会の実現に向けた技術開発総合指針2020」や、海外の様々な地域において実施している国際エネルギー実証事業、海外の研究機関などとの国際共同研究事業、ICEFにおけるNEDOの国際連携を通した気候変動問題の解決に向けた取り組みについての紹介を行い、本会議を含む国際連携プラットフォームを活用して、さらなるイノベーション創出に向けた国際連携の推進に貢献していくことをメッセージとして示しました。

  • ICEFで閉会挨拶を行う石塚理事長の写真
    石塚理事長の閉会挨拶(ICEF)
  • 本会議「ビヨンド・ゼロ」セッションにて登壇した吉野博士の写真
    本会議「ビヨンド・ゼロ」セッションにて登壇した吉野博士
  • RD20参加者の集合写真
    RD20集合写真
  • リーダーズセッションに登壇した石塚理事長の写真
    リーダーズセッションにおける石塚理事長登壇