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マレーシアで世界最大規模の微細藻類生産設備の開所式を開催

2023年4月19日

NEDOが「バイオジェット燃料生産技術開発事業/微細藻類基盤技術開発」にて支援をしている(株)ちとせ研究所は、4月4日マレーシアで世界最大規模の微細藻類生産設備である「CHITOSE Carbon Capture Central(以下C4)」※1の開所式を開催しました。

本事業では、SAF(持続可能な航空燃料)の原料となる微細藻類について、培養実証を行い、安定大量培養技術の確立を目指します。産業分野からの排出されるCO2を活用した、5ha規模での微細藻類生産は世界初の取組みです。

開所式には髙橋克彦在マレーシア日本国大使をはじめとして、サラワク州政府の方々、日本国内省庁・企業等から多数の来賓が出席されました。

開所式に出席したNEDO弓取理事は、「本プロジェクトの開発を通じて、火力発電所から出るCO2を藻類バイオマスが吸収することで直接的に排出されるCO2を減らすとともに、化石資源を藻類バイオマスに代替することで間接的にも排出されるCO2を減らすことが、社会および産業の持続可能性の確保につながります。」と挨拶しました。

※1 効率的な藻類生産とその大規模化を可能にするフラットパネル型藻類生産設備

  • 挨拶するNEDO弓取理事の写真
    挨拶するNEDO弓取理事
  • 式に出席した来賓一同の写真
    開所式に出席した来賓一同
  • 微細藻類培養設備「CHITOSE Carbon Capture Central (C4)」の写真
    微細藻類培養設備「CHITOSE Carbon Capture Central (C4)」