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「むつ小川原洋上風況観測試験サイト」記者会見・現地見学会を開催

2024年7月26日

NEDOの「洋上ウィンドファーム開発支援事業/洋上風況観測にかかる試験サイトのモデル検討・構築」にて整備した「むつ小川原洋上風況観測試験サイト(以下、本試験サイト)」が本格運用を開始したことに伴い、NEDOと国立大学法人神戸大学、レラテック株式会社、一般財団法人日本気象協会、一般社団法人むつ小川原海洋気象観測センターは、7月9日に青森県六ケ所村にて記者会見および現地見学会を実施しました。

記者会見では、一般社団法人むつ小川原海洋気象観測センターの小林理事長、林理事、小長谷理事、辻本理事、川本理事及び神戸大学の大澤教授から、本試験サイトの概要・運営方針及び気象データを活用した地元への貢献について説明いただきました。NEDO飯村理事は、我が国における洋上風力の導入拡大に向けた政府の取り組み状況と、風況観測が果たす意義等について説明しました。また、現地見学会では、陸上と洋上の二つの試験サイトに報道関係の皆様をご案内しました。

洋上風力発電の事業化やその案件形成・設計においては、高精度な風況データを取得するリモートセンシング機器の精度検証が必要ですが、事前の精度検証ができる一般利用可能な試験サイトが国内に存在しないことが課題となっています。本試験サイトは、この課題解決のため、国内初の一般利用可能な試験サイトとして本格運用を開始したものです。

今後、本試験サイトの利用を通じて、日本の洋上風力発電の導入拡大に貢献することを期待しています。

■関連ニュースリリース

  • 記者会見登壇者一同(一番右:NEDO飯村理事)の写真
    記者会見登壇者一同(一番右:NEDO飯村理事)
  • 現地見学会の様子の写真
    現地見学会の様子