上月経済産業副大臣が石炭火力におけるアンモニア転換の実証研究現場を視察
2024年8月19日
2024年8月19日、上月経済産業副大臣が、株式会社JERAの碧南火力発電所(愛知県)を視察され、NEDOからは飯村理事が同行しました。JERAはNEDOの「アンモニア混焼火力発電技術研究開発・実証事業」の助成を受け、100万kW級石炭火力におけるアンモニア20%混焼の実証研究を推進しています。
同発電所4号機で、4月1日から6月26日の間、大型商用機では世界初となる石炭からアンモニアに転換する実証試験を実施し、100万kWの出力において20%転換に到達しました。燃焼状態、排ガスなども良好な結果が得られ、商用化に向けて大きく前進する結果となりました。
現場視察を通じて、上月経済産業副大臣とNEDO及び事業者との間で、大型商用火力発電の脱炭素化技術の確立と、早期社会実装に向けての取り組みについて活発な意見交換が行われました。
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JERA碧南火力発電所のサービスビル前にて撮影。上月経済産業副大臣(右から2番目)、NEDO飯村理事(左から2番目)
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ボイラ建屋屋上からの発電所構内の様子
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燃料アンモニア供給設備
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JERA碧南火力発電所のサービスビルにて意見交換をする上月経済産業副大臣(左から1番目)、NEDO飯村理事(奥右から1番目)