本文へジャンプ

GI基金事業で支援する合成燃料を使用した万博シャトルバスのお披露目式に参加

2025年4月3日

ENEOS株式会社、西日本ジェイアールバス株式会社、日野自動車株式会社の3社は、2025年大阪・関西万博開催期間中に、大阪駅と会場間でNEDOがGI基金事業で支援する合成燃料を使用した万博シャトルバスの運行を予定しています。この度2025年3月27日にその乗り場となる「うめきたグリーンプレイスバス駐車場」において、万博シャトルバスのお披露目式が開催されました。本式典では走行体験などが行われ、NEDOから飯村理事が参加しました。

NEDOの「グリーンイノベーション基金事業/CO2からの合成反応を用いた高効率な液体燃料製造技術の開発」において、水素とCO2を原料として国内初の日量1バレル(約160リットル)の実証プラントをENEOS株式会社中央技術研究所内(横浜市)に建設し、2024年9月より運転を開始しています。本実証プラントで製造された合成燃料が今回万博会場へのシャトルバスに燃料として供給されます。

合成燃料は、カーボンニュートラルの実現に貢献するとともに、ナフサ・ガソリン・ジェット燃料・軽油等の幅広い製品の製造を可能とし、既存インフラ設備を活用できることから、導入コストも抑えられるメリットがあり、早期の社会実装が期待されています。

本合成燃料を万博シャトルバスの燃料として供給することで、万博が掲げる「EXPO2025グリーンビジョン」に貢献するとともに、利用者に一足早く未来の燃料が導くカーボンニュートラル社会を体験頂くことができます。

本事業では、2030年代前半の商用プラントの立ち上げを目指しており、NEDOは本技術の社会実装に向けて、引き続き支援をして参ります。

3社合同のプレスリリース

国内初となる合成燃料を使用した万博シャトルバスお披露目式を開催 ~ラッピングバスを初披露!~(447KB)

  • 合成燃料万博シャトルバスデザインの図
    合成燃料万博シャトルバスデザイン
  • テープカットセレモニーの写真
    テープカットセレモニーの様子(左から 西日本JRバス(株)北野社長、JR西日本(株)春名副社長、NEDO飯村理事、経済産業省永井課長、ENEOS(株)山口社長、国土交通省近畿運輸局西野部長、国際博覧会協会永見局長、日野自動車(株)脇村CTO、ENEOS(株)佐藤所長)
  • 合成燃料万博シャトルバス走行の写真
    合成燃料万博シャトルバス走行の様子