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タイで実証される「低級オレフィン製造設備」の完成記念セレモニーに参加しました

2025年5月27日

NEDOの「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発/CO2排出削減・有効利用実用化技術開発/CO2を原料とした直接合成反応による低級オレフィン製造技術の研究開発」事業において、IHI株式会社は、ナフサクラッカーから排出されるCO2を回収し、低級オレフィンを製造するための実証設備をタイ SCGケミカルズ(Siam Cement Group Chemicals: SCGC)の関連会社であるマプタプット・オレフィン(Map Ta Phut Olefins Company Limited: MOC)の敷地内(タイ王国ラヨーン県)に完成させ、2025年5月22日に完成記念セレモニーを開催しました。

本セレモニーには、NEDOから飯村理事が出席し、テープカット、プラント見学が行われました。

プラスチック・樹脂の原料である低級オレフィンは、従来化石資源であるナフサを原料とするプロセスを経て製造されていました。本設備は、カーボンフットプリントを低減できる技術の実証を目的とし、燃焼排ガスや大気中から回収したCO2と水素を原料にした非化石資源由来の低級オレフィン製造プロセスの統合を目指します。

  • 完成した実証設備前でのテープカットの様子の写真
    完成した実証設備前でのテープカットの様子(写真左から2番目:IHI久保田常務、左から3番目:SCGC サクチャイCEO、左から4番目:NEDO飯村理事)
  • 完成記念セレモニーにて挨拶するネド飯村理事の写真
    完成記念セレモニーにて挨拶するNEDO飯村理事