インド・ニューデリーで電源用計器用変圧器(PVT)を用いたマイクロ変電所実証研究の運転開始式が開催されました
2025年7月8日
NEDOとインドの電力金融公社が取り組んでいる「配電網未整備地域における環境負荷の小さい電力供給を実現するためのマイクロ変電所の実証研究」において、助成先である日新電機株式会社は、現地協力企業のタタ・パワー・デリー配電公社(TATA Power-Delhi Distribution Limited:タタパワーDDL)と連携し、2025年6月18日に運転開始式をニューデリーにあるタタパワーDDLのスマートグリッドラボで開催しました。
この実証研究では、タタパワーDDLが保有するデリー郊外の変電所にマイクロ変電所を導入することで、特別高圧送電線からの電力を直接低圧に変換し、周辺地域に供給します。これにより電力供給の信頼度や電力品質の有効性を検証するとともに、配電網の未整備地域や未電化地域に電力を安定供給する技術の確立を目指します。
運転開始式には、インド側から、電力金融公社 パーミンダー・チョプラ会長、タタパワーDDL ドウィジャダス・バサクCEO、タタ・パワー・北オリッサ配電公社(TATA Power-Northern Odisha Distribution Limited)ガジャナン・ケールCEO、日本側からは、在インド日本国大使館 北郷公使、日新電機株式会社 小林常務、NEDO弓取理事ほか多数の関係者が出席し、活発な意見交換が行われるなど、盛況のうちに終了しました。
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祝辞を述べるNEDO弓取理事
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運転開始式のテープカットに参加した各機関の代表者
(左から2人目:NEDO弓取理事)